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ウェルバイク

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うぇるばいく

ウェルバイクとは、第二次世界大戦中のイギリスで空挺部隊用に開発された軍用バイクである。

概要

空挺部隊の降下後の移動手段として考案された、折りたたみ式の小型バイク。専用カプセルに格納し、パラシュートで空中投下できるように設計されている。

仕様

排気量98ccの小型のバイクである。

外見は(タイトル画像にもある通り)、折りたたみ自転車にエンジンをつけたような形状をしている。

専用の細長いカプセルに格納し、飛行機からパラシュートで投げ落とすことが可能。

これで空挺部隊の行動範囲もグンと広がる(はずだ)!

さあどうなった

しかしいざ実戦投入してみたら、

  • オフロードを走るのに100cc車では非力すぎてまともに走れない。と言うかタイヤが小さすぎて(最低地上高が低すぎて)凸凹一つで確実に腹(車底)を擦って転ぶ。対するドイツ軍745ccの大型車でどんな悪路でも追い回してくる。
  • 沼地にカプセルが突き刺さって引っこ抜くのに一苦労、歩いて移動したほうが早い!
  • 池ボチャしたカプセルを回収しようとして死人まで出る始末

・・・と問題だらけ。

そのためかどうかは知らないが、以後は本車も含めて「空挺投下用バイク」が歴史の表舞台に登場することはなくなったようだ

で、その後は?

あからさまに黒歴史扱いされたウェルバイク、戦後は民間向けに大量に放出されたらしい。

まぁ戦時中ではない(整備の行き届いた)舗装道路を走る分には問題ないしね。

ちなみに、日本で動態保存されているものもある

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