綾小路麗子
あやのこうじれいこ
演:高畑淳子
概要
帯刀コンツェルン、ネオギルドと並び、劇中にてジャンパーソンと敵対する三大組織の一つ、スーパーサイエンス・ネットワーク(通称SS-N)の首領。
初登場時のみ、眼鏡をかけ白い科学者めいた服を纏っていたが、本格的登場の第6話からは、画像にあるようなエキセントリックな衣装に変わった。さすがに外に出る時はエキセントリックな姿ではないが。
過激派科学団体SS-Nを率いる彼女は、部下からは「麗子様」と呼ばれ、神のごとく崇められており、ほとんどのアジトには彼女の肖像写真が飾られている。有能な者は女王のような態度で褒め、激励を与えるが、一度作戦に失敗すれば手のひらを返して冷酷になり、即刻処刑してしまう(一応、死んではいないらしいが)。
彼女は、両親が移住した宇宙ステーションで生まれ育ち、『美しい星』地球の話を聞かされて憧れを持っていたが、両親の事故死後、初めて足を踏み入れた地球は環境汚染が深刻になっていた。「両親が愛した地球を汚す人類は許せない」という考えに取り付かれた彼女はSS-Nを結成、終盤では最強のバイオモンスター・超獣神に変身し、人類抹殺計画を決行しようとする。
皮肉な事に彼女は美しい星であるはずの地球の環境汚染を科学の力で解決しようという考えを人間が傲慢で救い様のない存在である何よりの証拠と全否定し、科学の力で異形を生み出し、狂気に呑まれ、もはや打倒ジャンパーソンに固執する自身が憎悪していたはずの愚かな人間と化して果ては人間すらやめる末路になっていた。しかも人間を肥料に変える狂気の計画もまた、現実的に考えると過剰な肥料は逆に汚染の原因となり自然を破壊する事に気付かなかったのだろうか。一度は麗子と同じく人間の傲慢さに失望した経験のある三枝かおるはその姿を見て、何の感情も露にする事なく「超獣神に地球を再生させる事は不可能」と吐き捨てるのだった。
演じた高畑氏は、「仮面ライダーBLACKRX」のマリバロン役でつとに名を知られているが、「巨獣特捜ジャスピオン」の銀河魔女ギルザや、この綾小路麗子役としての人気もかなり根強い。
ダベ星人がチャップ(イラスト右)の流用のせいでこんな事にもなっていたりする。