クサリヘビ
くさりへび
クサリヘビ科の総称又は、毒蛇の一つである「ヨーロッパクサリヘビ」に辺る為、この記事に記述する。(メイン画像はグリーンブッシュバイパー)
概要
ヘビ科の一種。蛇の中でも毒を持つものがこれに当てはまる。
基本的に一個体としてのクサリヘビは「ヨーロッパクサリヘビ」の事を指し、ユーラシアの寒冷地帯域に住む夜行性の毒蛇である。
全長65cm~90cmで、雄は灰色、雌は褐色と雌雄の色がはっきりと異なるのが特徴である。
毒性は他の種類と比べて弱めで死亡報告も非常に少ないが、毒の主成分が出血毒なので咬まれた部分は強烈な痛みと共に腫れ上がる。
日本ではマムシがこの科に該当する。
生息地は意外と広く、寒冷地などの気温の低い場所や、熱帯地域や砂漠地帯といった暑い場所、そして前述のように日本にも生息している。
この科の蛇が持つ毒の種類は全てが出血毒となっているが、特に強い毒を持つ個体は神経毒を持っている事もある。
基本的に頭の形は三角形になっており、「頭が三角形の蛇は危険」と教えられた人もいるのではないだろうか。
牙はかなり長い為、口を閉じると根元の部分から折りたたまれて口の中へ収納される仕組みとなっている。
体長は、最も大きい種類で約350cmのブッシュマスターという種類が確認されている。