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甄氏の編集履歴

2020-02-09 17:29:52 バージョン

甄氏

しんし

甄氏とは三国志上の登場人物である。

生年:?

没年:221年

中国三国時代の魏の初代皇帝曹丕(文帝)の妻。上蔡県(河南省南部)の県令、

甄逸の娘。


概要

山郡無極県(河北省張家口付近)の生まれ。甄氏は代々2千石の高官の家柄であった。

幼い頃から聡明で、乱世にあって家族に慎ましやかな生活を説くなど、謹厳な性格の持ち主であった。


初めは袁紹の次男である袁煕の妻だったが、曹操が冀州を攻め落とした時に、曹操の嫡男・曹丕は、真っ先に袁紹の屋敷に乗り込んだ。

その際に甄姫を見初めて妻にしたという。曹丕に寵愛され、息子の曹叡と娘の東郷公主を産んだ。

しかし、曹丕からの寵愛は次第に薄れていき、郭貴人や李貴人・陰貴人に移っていった。

更に山陽公の二人の娘たちが入内したこともあり、悲嘆した甄氏は曹丕に対して恨み言を述べた。

これが曹丕の勘気に触れ、黄初2年6月に死を賜った。

『漢晋春秋』によれば、死を賜った甄氏の遺体に対して、郭氏は彼女の整えた髪を掻き乱し、

その口には糠を詰め込み、棺桶にも入れられずに葬られた、としている。創作の可能性もあるが、曹丕ならやりかねないと思わせる部分もある。


『魏書周宣伝』によると、曹丕は青い気が地から立ち昇って天まで繋がるという夢を見たので、それを周宣に尋ねた。

それに対して周宣は「天下のどこかで高貴な身分の女性が、冤罪のために死ぬことになるでしょう」と答えた。

この時に甄氏に死を賜う璽書を使者に届けさせており、これを聞いた曹丕は後悔して、その使者を追わせたが、結局間に合わなかった。

創作物での登場

真・三國無双シリーズ

甄姫を参照。

関連タグ

三国志 曹丕

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