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タオ体道の編集履歴

2020-02-19 22:07:55 バージョン

タオ体道

たおたいどう

ビデオシステムが1993年にリリースした業務用対戦格闘ゲーム。

蘇婆訶!

概要

ストリートファイターIIにより格闘ゲームブームが起きていた頃にゲームショーに出展にされたビデオシステムの対戦格闘ゲームで、スト2への対応か類似品呼ばわりを避ける為か、パンチボタンとキックボタンの2ボタンで、必殺技はボタンの溜め押しのみと言う良くいえば斬新なシステムを搭載していた。しかしその後、リリースの予定は告知されず、数年経過した1993年にスト2と同じ6ボタン方式に変更されたバージョンがリリースされた。


ゲーメストによると、3人同時対戦が出来るバージョンもリリースされたとの事。


前述のボタン溜め押しで必殺技を出すシステムは完全に無かった事にされたものの、本作の特徴として、


  1. 相手の攻撃を受けている時にレバーで→→(右向き時)を入力すると、相手の背後にすり抜ける事が出来る。
  2. 体力ゲージが緑→黄→赤の3段階に変化するゲージのみで、相手のゲージを0にした方が勝つ。2ラウンド目以降は無い方式を採用している。なお体力ゲージの色が変わる際に必ず気絶する。
  3. ラスボスを倒した後、エンディングが始まる前に乱入すると対戦できてしまう。

といった独自要素が盛り込まれている。・・・のだが、それ以上に、


  1. 元々、2ボタンを想定したゲームだった為、弱・中・強のボタンで出る技のスプライトパターンが同じ(威力やスピードは変化する)。
  2. すり抜けモーションが大きすぎて多様しづらいうえに、背後にも当たり判定のある技がある。また、すり抜け操作の受付時間が長すぎて普通に移動しようとするとすり抜けしてしまう事がある。そもそもすり抜けできたとしても必ず相手を攻撃できるわけではない。
  3. 体力ゲージの色が変わる時に必ず気絶するシステムは、体力を減らされたうえに気絶してさらに体力を減らされると言う追い打ちあたりまえなシステムになってしまっている。
  4. 業務用なのに得点の要素が無い。
  5. 8人のキャラクターのどれを選んでもエンディングは同じ。
  6. 操作性がお世辞にも良いとは言えない。

と、出来の悪さばかりに目が行く内容になっており、数多の格闘ゲームの中からカプコンとSNKに淘汰されていった時代の中の忘れ去られたタイトルとなってしまった。おまけに家庭用ゲーム機には一度も移植されていない。


BGMは全般的にガムラン(インドネシアの民族音楽)をベースにした珍しいものであり、楽曲自体のクオリティは悪いわけではない・・・だが、ガムランの持つ独特な響きが余計にこのゲームのシュールさを濃くしている感があるのは否めない。



登場キャラクター

ハリー

傷を負っている片目を前髪で隠している元探偵の冒険家そして空手の達人。気でつくりあげたバットを振り回す。

2ボタン式の時は、ダウンタウンのストリートファイトで鍛えたと言うふれこみだった。

一応、本作の主人公らしいのだが通常投げが無い(※いわゆる通常投げが本作では必殺技扱いの為)。


ミク

合気体術で戦う本作のヒロイン。奇妙な動きばかりの本作の中ではほぼ唯一といっていいまともなアクションをするキャラ。

2ボタン式の時は、”美しき野獣”と呼ばれる空手家と言うふれこみだった。


チャック

チャン老師の弟子で、正統派主人公っぽい顔立ちのくせに奇妙な動きをする。

2ボタン式の時は、チベットの奥地で密かに伝承されていた合掌拳の使い手と言うふれこみだった。


ナホバ

赤きサイクロン枠なのに投げ技が一切無いと言うサイバーボッツガルディンの先を行ったキャラ。

2ボタン式の時は、伝説のインディアン”レッドブル”の末裔と言われるパワーファイターと言うふれこみだった。


マーカム

元グリーンベレーで、生きた殺人鬼と恐れられた男。だが、どうみてもバレエしてるようにしか見えない。


チャン老師

その強さゆえに両腕を封印して足だけで戦う老拳士。だが、ラスボスの双子の弟の色違いだったりする。

2ボタン式の時は、中国拳法の総帥と崇められる年齢不詳の老人と言うふれこみだった。


ヒューイ

逆立ちでクルクル回る忍者。

2ボタン式の時は、鳥の様に飛び回る予測不能な戦いが得意なファイターとのふれこみだったが、まさにその動きは斜め上すぎて予測不能。


パパ・ドミンゴ

メキシコ伝承の拳法の使い手。なはずだが実際は樽もって暴れるだけの親父。ピザ体型なチョビヒゲだが、身体は空気で膨らませているだけで負けるとしぼむ。

2ボタン式の時は、シャーマン戦車級のボディアタックを繰り出すオヤジと言うふれこみだった。


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