ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

スキン(DINER)の編集履歴

2020-02-22 15:34:03 バージョン

スキン(DINER)

すきん

ここでは、平山夢明氏の小説『DINER』の登場人物について解説する。

「……面白いだろ。俺の顔。ぐちゃぐちゃで」


「カナコ、君もこれは絶対に食べるべきだ。食べる前と後とでは人生が変わる。これは本当に。本当に、おふくろの……」


「畜生。あいつめ、最高だ。スフレを作ってやがる」


プロフィール(漫画版より)

生年月日忘れた
特技爆破
好きなものボンベロスフレ
嫌いなもの弱いものイジメする奴
好きな映画デッドゾーン
将来の夢完璧なスフレを喰うこと
大切なものかあちゃんとの想い出

演:窪田正孝

概要

殺し屋専用の食堂「キャンティーン」の常連の一人にして、ボンベロの友人。全身に走る痛々しい切り傷や縫い目が嫌でも目につく。ナイフ以外にも、爆弾や爆薬を道具とする爆破屋(パイロ)。体術も相当のもので、3人の殺し屋を相手どっても簡単にいなしてしまう。亡き母が作ってくれたスフレが大好物で、その味を再現してボンベロが作るスフレをいつも注文している。

しかし、ボンベロはなぜかスフレにはいつもゴミなどを混入させており、意図的に完食できぬようにしている。


それもそのはず、彼はスフレを完食してしまうと、亡き母に虐待を受けたトラウマフラッシュバックして暴走し、母への恐怖や憎悪に支配されながら周囲の人間を皆殺しにした挙句強力爆弾で自殺するようになっていたのである。「望みが叶わないことが生きる希望になっている」とのボンベロの言の通りに、スフレを完食したい、でもできない、という矛盾が彼をギリギリのところでつなぎとめていたのだ。

それを知らぬカナコによって異物を取り除かれたスフレを提供され、暴走。最期はボンベロにとどめを刺されて死亡した。その死はカナコに後悔と、裏の世界では表の常識や倫理が通じないことを改めて思い知らせることとなった。


漫画版では独自に幼少期からの生い立ちが描写されているが、原作や映画版とは全く異なる。

明言されなかった傷の理由は、息子を護ろうとしてカルト宗教に反駁し顔を酸で焼かれた母親と同じになろうとしたから、というものになった。また、父親に母親が撃たれた際に自らも死を望むも、生きたいという思いに目覚めて父のお付きの殺し屋に拾われ、その代償に自ら母親を射殺した、という過去が描写され、完璧なスフレで暴走する理由が「“母のスフレ”を完食してしまうと愛する母親が死んだことを再認識し、自殺願望を蘇らせてしまうから」に変更されている。


また、暴走するまでは原作と同様だが、漫画版では何と生存しており、その後も常連として、そしてボンベロらを助ける仲間として登場している。

関連項目

DINER

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました