概要
高速の踏み込みから、肘を曲げた方の拳に掌底を添えて押し込むように突き入れる突進技。
第1作『餓狼伝説』より使用している、彼を代表する必殺技である。
しかしその性能はシリーズに依って安定しない。
『餓狼伝説2』では斬影拳を当てて吹っ飛んだ相手に着地後攻撃が重なるようにする斬影ハメが可能であり、『KOF'94』などだとハメどころか永久になってしまう。
- 初代「餓狼伝説」では、インストカードにタメが必要と書いてあるのに何故か溜めがいらず非常に強力。ギースまでは簡単に攻略可能。
- 「餓狼伝説2」では小足 → 斬影拳×nの通称「斬影ハメ」が横行していた。
- 「KOF94」では(画面端)屈み弱P連打 → 斬影拳のハメ技が出来る。
それ程強烈な性能を誇っていたこともあり、それからは弱体化の一途を辿るようになっていった。
追加入力でフォローが効くようにしている場合もあるが、それも単体の性能が今一つであることの証明に過ぎず、下手すると当てないように移動技として使う方が使いやすいとまで言われる事も…。
そんな情けない状態が続いた為か、一時『KOF』等に出てこなくなった際「斬影拳のキレを『餓狼2』時代まで戻す為」などと公式がマジで言ってたことすらあった。
よく間違われるが「残影拳」ではない。
「斬影拳」やっちゅうねん! 残像すら斬る拳やっちゅうねん!(「墓標」より)
類似技
ギース・ハワードの「邪影拳」はアンディの斬影拳をコピーしたものとされている。
…が、「ザンエイケン」を「ジャエイケン」と聞き間違えたというアホみたいな設定がある。ほ、ほれギース様日本滞在の期間意外と短いから…
またロックの「ハードエッジ」は邪影拳の要素を受け継いだ部分もあるので、斬影拳からは孫のような関係にあるともいえる。