概要
メダロットSの主人公メダロットとなるKXK型。
KBT型とKWG型の長所を融合したカブクワ型メダロット。それを示すかのようにオッドアイが大きな特徴となっている。
双方の長所を取り入れたハイブリッド機のコンセプトの下、格闘も射撃も安定してこなせるバランスの良さを売りとした機体である。
機体概要
パーツ部位 | パーツ名称 | 性能・タイプ |
---|---|---|
頭部パーツ | チャージコルネ | スキルをチャージする。 |
右腕パーツ | ビートルガン | ライフル弾を発射できる。 |
左腕パーツ | スタッグソード | 斬撃。 |
脚部パーツ | ハイブリッダー | 二脚タイプ。 |
メダロットSでの活躍
主人公である大隈アラセのパートナー。愛称はクロス。
本来は輝夜ヒサキのメダロットとして活動するようインプットされていたが、土壇場でアラセに譲渡されたためアラセの指示に従うようになる。
執事のような性格で、言葉遣いに気品があるが、一方で思ったことは包み隠さず口にするため、慇懃無礼のように聞こえることもある。
イマイチ自分に自信のないアラセに対して苦言を呈することも多い。
性能
ゲームでは初期に手に入れることができるメダロット。そのためレアリティは全パーツ☆1。
そのままでは力不足が否めないものの、ランクアップとレベルアップを駆使することで大化けが期待できる。
特に使い勝手の良いのは脚部で、Hvパーツの許容数が2でありながら全体的にステータスの水準が高い為優先的にランクアップとレベルアップを施したい。
また、頭部のフルチャージは現状ではHv特性が無いフルチャージのパーツの為希少。メダフォースも戦術に組み込む場合は此方も育てておきたい所。
さらに両腕の「チャージバスター」及び「チャージブレード」は使用時にMFを消費する代わりに現在のMFに比例して威力が跳ね上がる特性を持つため、開幕でフルチャージをしてから攻撃に移るのが基本戦術となる。
総じて長所としてはこの機体でこその強みがあり、それを駆使して高い戦闘力を期待出来る一方短所としてフルチャージの大きなデメリットである頭部装甲へのダメージ等もありこれまでの安定して強い主人公機であるKBT型やKWG型と比べるとピーキーな性能となっており、気軽に扱える機体では無い。この機体特有の弱点としてハンマーやミサイル等の全体攻撃と、Hvパーツを二つも装備しているがゆえに重力属性の攻撃に弱いことが挙げられるが、本作の主要なモブ雑魚がよりによってハンマー攻撃を得意とするブリキシリーズであり、いかにも弱そうなブリキ人形にあっけなく撲殺されるクロスという情けなすぎる光景が繰り広げられまくったことからクロスメサイア=弱いというイメージを持ってしまったメダロッターも多い。かと言ってフルチャージなしで運用しようものなら両腕の威力もガタ落ちというジレンマに悩まされることになり、とても初期機体とは思えないほど癖の強い機体といえる。
またメダロットSでは状態異常攻撃(ある程度の時間防御や回避が不能となるデスロック等を始め、動きを止めるサンダーやフリーズ等)が強力な為やや見劣りする点も否めず。
以下ネタバレ
カブクワ型の真相
物語が進むとクロスの同型機やその製造工場に遭遇することとなり、なんとロボロボ団がけしかけて来たりもする。
それもその筈、クロスを作ったおじさまこそが、そのロボロボ団の親玉なのだ。
バランスに定評のあるKBT型やKWG型を元にしてる割にはオートでやると犬死にしかねないピーキー過ぎる性能も、暴走して手に負えなくなった凶悪兵器の生みの親である彼が作ったとなれば納得がいく。
元々は地下遺跡で見つかったゼロメダルの為に開発されたメダロットなのだが、ロボロボ団員がけしかけられる位に量産出来てる辺り、生産コストが割と安いWEA型とも言えるのかもしれない。