封印作品となる理由
おおむね以下に大別できる。
- 内容や描写の問題が指摘された/A
- 別作品からの盗作や極端なパロディ、作者に無許可での改変などが問題となった/B
- 権利問題/C
- 関係者が不祥事を起こした/D
- 大規模な災害や事件、事故の被害者などに配慮した/E
- 公開当時は問題視されていなかった内容が、時代の流れにより問題視されるようになった/F
- 出来が悪い作品と判断された/G
- 内容に修正不可能な矛盾が発覚した/H
- その他/I
以下に該当するものは封印作品には含まない。
- 不人気
- 内容が古いので現代にはそぐわない
- 原本、あるいは出版物の散逸
- 災害などによる原本の破損・消失
- もともと再公開の予定がない
一度も公開されなかったものはお蔵入りのほうに追加してください。
作品の全てが封印された例
あ行
- 愛の戦士レインボーマン/C
- アナと雪の女王/D
- アラジン(映画)、アラジン ジャファーの逆襲(OVA)/D
- あんぱんまん/C、G
- 現在も日テレで放送されているアニメ『それいけ!アンパンマン』の原作である童話『あんぱんまん』の映像化作品。
- NHK版:1979年3月に、NHK総合テレビ「春休みこどものひろば おはなしえほん」の第2回として放送。以降1982年7月まで再放送され、その後NHKで連続テレビアニメ化が検討されるも『アニメ三銃士』に敗れた。そして日テレ版が開始されてからはその存在自体すっかり忘れ去られることになり、NHKアーカイブスにも保存されていない状態となってしまう。
- 16ミリ版:アレンジの度合いが酷かったため作者が難色を示し、一部の図書館に置かれた程度となった。
か行
- かいけつゾロリ(OVA版、1993年版)/I
- 前者は天田印刷加工制作。後者はトムス・エンタテインメント制作で、『それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険』と併映された。いずれもレンタル用VHSが発売されたものの、それが廃盤となって以降のメディア展開はない。詳細は不明だが、非売品OVA『かいけつゾロリの恐怖の花嫁作戦!!』も封印扱いとなっている。
- TVアニメ版が始まった際、制作会社・放送局・スポンサーが変わったことでそちらに権利が統一されたためと見られ、同様のケースにテレビ朝日版『遊☆戯☆王』、フジテレビ版『HUNTER×HUNTER』などがある。
- いずれの作品も公式に言及されることはほとんどなく、原作版『きょうふのゆうえんち』でOVA版の宣伝が入る程度。一応、『かいけつゾロリぴあ』ではわずかながら存在に触れられている。
- カンフーパンダ、カンフーパンダ2/C、D
- きょうふのキョーちゃん/A、I
- フジテレビ系列のバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』内で不定期放送された松本人志原作のアニメ。過激を通り越して凄惨かつ非常に露悪的な内容で、現在の地上波では深夜帯を含めてもとても放送できる代物ではない。このためか、『ごっつ』のメディア展開の際も本作に関しては今日まで除外されている。
- 最終話となった第7話のラストには「つづく」と表記があるため、打ち切りと考えられている。各所からクレームが多く寄せられたという説がある。
- 銀河戦国群雄伝ライ/G
- グラップラー刃牙(アニメ第1作)/C
さ行
- 十二戦支爆烈エトレンジャー/C
- 少年アシベ(アニメ第1作)/C
- ジョジョの奇妙な冒険(OVA)、ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド(映画)/A、C
- スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!/C
- ピーチを山瀬まみ、クッパを和田アキ子が演じていることで知られる作品。ビデオは発売されたが他のソフト化や配信はなし。理由は不明だが、恐らくは前者の2人が所属しているホリプロとの権利関係が原因と見られる(なお、本作の約37年後に公開されたザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーで本作の設定が引き合いに出されている)。
た行
- 超特急ヒカリアン、電光超特急ヒカリアン/C
- プラレール生誕35周年の翌年に展開されたプラレールの派生作品。OVAや雑誌展開を含めたアニメシリーズは新幹線変形ロボ シンカリオンの放送よりプラレール初のアニメ作品として語り継がれたものの、ビデオは発売されたが他のソフト化や配信はなし。後のプラレール50周年以降の公式年表やタカラトミー創設100周年の公式サイトの公式年表に掲載なし、ポプラ社等の後年のプラレール関連の書籍に言及無し、アニメ制作会社の東京キッズの倒産による資料の消失、電光超特急ヒカリアンのOPの違法アップロードの頻繁な差し止め等今のプラレールは触れなくなってるがおそらく鉄道会社の著作権の考え方が当時と今とは異なると思われる。
- 東京BABYLON2021/B
- CLAMPの長編漫画を原作としたテレビアニメ化企画。2021年4月からの放送を予定していたが、2020年11月にアニメ制作を担当したGoHandsによる衣装デザインが既存のものの盗用であることが発覚。さらにこれ以外にも多数の模倣盗用があったことも判明したため、信頼関係の欠如によってGoHandsとの制作続行は不可能と判断され1話も放送されることなく中止になったことが2021年3月に発表された。
- 2021年8月に、GoHandsがアニメ製作委員会の幹事社であったキングレコードに対し、制作費が支払われていないとして未払い分約4億5千万円を求める裁判を東京地方裁判所に起こした。GoHands側の主張では「(最初の盗用発覚の時点で)キングレコード側から修正依頼を受け、追加費用の支払いに合意した上で放送に向けて作業中であったが、キングレコードが突如意見を翻し、費用支払いを拒否した」としている。
- ドラえもん(アニメ第1作)/C、I
- 日本一有名な封印作品の一つ。原作者の藤子・F・不二雄や小学館からも黒歴史認定。出来があまりにも悪かったため作者が抗議し封印された……という説が主流だったが、実際は「制作サイドの都合で勝手にアニメを終わらせた」という不義理が最大の理由とされる。
- 現場に最後まで残っていた真佐美ジュン(※手元に残った資料を会員制サイトなどで公開している)によれば、放送終了のひと月ほど前、制作会社の日本テレビ動画(日本テレビとは別)社長が突如失踪し経営状態が悪化。下請けからの納品も行われなくなり、経営を引き継いだ人物はアニメにあまり関心がなかったためすぐに解散を決めたのが直接的な打ち切りの理由となっているとのこと。
- 放送版のマスターフィルムは日本テレビにしばらく残っていたが、保管期間が終了した後に散逸してしまった。原作者サイドが肯定的でない上に制作会社が解散しているため著作権継承者がはっきりせず、いずれの放送版フィルムもほぼ残っていない状態である。先述の真佐美が個人で一部の回のラッシュフィルム(未編集版)を所有している他、現像を担当した東洋現像所(現:IMAGICA)が後半の一部の話のネガフィルムを所有している。
- ドンキーコング/I
- 日本ではDVDが発売されていないため、今後は日本での公式配信は皆無と思われる。
な行
- 南部の唄/A、F
- 1946年11月12日公開のディズニー映画(厳密に言えば実写とアニメの合成作品)。全米黒人地位向上協会の抗議により、アメリカでは1986年以降にディズニー側が自主規制した。このため日本でもVHS・LDは発売されたが、以降はリリースされず廃盤となり、Disney+でのネット配信も行われていない(ネット配信については、公式側が配信予定が無いことを認めている)。
- ディズニーランドのアトラクション「スプラッシュ・マウンテン」(アメリカのディズニーランドおよびマジック・キングダムと、日本の東京ディズニーランドに設置)はこの作品を元にしていたのだが、2020年にミネアポリス反人種差別デモの発生の余波で題材変更を求める署名が発生し、同年6月25日にディズニー側がアメリカ国内のアトラクションを『プリンセスと魔法のキス』を題材にしたアトラクション(2022年7月に「Tiana's Bayou Adventure」というタイトルで2024年後期にオープン予定だと公表された)に変更することを発表した。なお、東京ディズニーランドに関しては検討中であると運営会社のオリエントが明かしており、今後変更となる可能性もある。
は行
- 爆闘宣言ダイガンダー/I
- 理由は不明だが、恐らくはDVDでのソフト化を取りやめたとのこと。
- ハーバーライト物語 〜ファッションララより〜/C
- ピグマリオ/G
- 作者がアニメの出来が芳しくなかったこと、原作ラストまでのアニメ化を約束していたのに途中で打ち切りを持ちかけられたことなどに苦言を呈し、ソフト化が断念された。以降、和田慎二作品はアニメ化の企画自体持ち上がらなくなったという。
- フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ/D
- 本放送当時、編成上の都合で2話カットされたが、此方は後にビデオで収録された。しかし、その後ベルギーでの番組担当者が殺人事件を引き起こした為、完全封印される羽目になった。
- ホイッスル!(オリジナル版)/D
- 作品自体は封印されていないが2002-2003年放送ながら2016年に声優陣が刷新される「ボイスリメイク」という珍しいことが行われてネット配信が開始。OPED曲も別の歌手がカバーしたものになっている。元のキャストや歌手のオリジナル版のソフトは既に廃盤、CSでの放送もリメイク版となっている。理由は明かされていないものの、主人公の風祭将役を演じ、OPED曲を歌った小向美奈子が2009年に覚醒剤使用で逮捕、有罪判決を受けた。2011、2015年にも逮捕され前者のときは不起訴となったが後者の事件(リメイク版配信の前年)では懲役1年6か月の実刑判決、服役となっており、これらが原因とみられる。ただ、小向は声優ではなくグラビアタレントであり本放送時は演技経験も乏しかったことからその手の作品にありがちな否定的な見方もあり、同じ考えをもつ者にとって差し替えはよかったかもしれない。
ま行
- MACHINE TO HEART ~マシンとハート~/D
- 2021年4月からテレビ埼玉の番組『トピックマガジン』内のコーナーとして放送予定だったアニメ。2020年末から声優オーディションが行われていたが、これを合格者の知人が「制作会社が出演者にノルマとして約20万円分のDVDを買い取らせようとしている」と告発。公式サイトで放送中止と制作会社との取引停止が発表された。
- 制作会社はDVDの売り上げを製作費に充てようとしていたとしている。また、製作委員会は本件に一切関与していないとしており、テレ玉の編成部は当初放送予定であることすら把握していなかった(騒動になってから代理店に問い合わせた)という。
- 水色時代/C
- ムーミン(アニメ第1作)/A、G
- モンタナ・ジョーンズ/C
わ行
- わたしとわたしふたりのロッテ/C
- 海外原作者との著作権問題で封印を余儀なくされており、最速でも2045年まで公開出来ない。
一部が封印された例
全体に問題があったわけではなく、ひとつの箇所に問題があったためその部分のみが封印されたもの。
あ行
- 赤ずきんチャチャ - 本放送時のOP/C
- OP「君色思い」はSMAPが担当していたのだが、映像ソフト化の際には、映像ソフト側権利者のキングレコードと楽曲側権利者のビクターならびにジャニーズ事務所との間で合意が取れなかったため、前期EDを担当した沢田聖子がカバーしたバージョンに差し替えられた(なお、再放送やdアニメストアのネット配信では、SMAPバージョンを問題無く使用している)。しかし2024年発売のBlu-ray BOXではオリジナルOPが収録されているため、権利自体は緩くはなっている。
- デビュー直後のGLAYが前期OP・EDを担当した『ヤマトタケル』や新人アイドルだった嘉陽愛子が前期OP・EDを担当した『ミッドナイトホラースクール』も、諸事情でソフト化の際に全話分OP・EDの差し替え措置を行っている。前者についてはレコード会社の移籍やメンバーの脱退などの影響もあると見られ、後者については嘉陽が自身のブログで「色々あって」としており、詳しい事情には触れていない。
- うる星やつら(アニメ第2作) - 第17話「あこがれを胸に!!」「星に願いを」/B
- 背景の一部に無断で既存のデザインを転用していたことが発覚し、今後配信される際に該当箇所が差し替えられることが発表された。どこが問題だったかは公式は明かしていないが、ふすまに貼ってあるチラシが問題視されたという説が最有力とされている。
- おそ松さん - 第1シーズン1話「復活!おそ松くん」、3話「こぼれ話集」のほれいけ!DEKAPAN-MAN/B
- 映像ソフトへの収録が見送られ、第1話はネット配信停止・第3話は内容差し替えとなった。第1話については公式からは「製作委員会の判断」とのみ公表されているが、数が多い上に際どすぎるパロディがアウトだったのではとの推測が主流。特に第3話の「デカパンマン」は放送後、テレビ東京社長の定例会見で「オリジナルに失礼な行為だった」とまで言われたため、未収録もやむなしと言える。
か行
- カウボーイビバップ - テレビ東京版第13話「よせあつめブルース」/G
- 1998年、最初にTV放送された際の最終回。もともと制作が間に合わなかった別作品の穴埋めに使われ、全13話に短縮された上、当時のテレ東側の検閲により暴力・性描写や光の明滅を修正・カットせざるを得なかったため、そんな状況に対する皮肉を込めて制作された。
- ラストに「THIS IS NOT THE END. YOU WILL SEE THE REAL "COWBOY BEBOP" SOMEDAY!(これは終わりじゃない。いつか本物の『カウボーイビバップ』を見せてやる)」というメッセージを表示して終了。それから4か月後、WOWOWのノンスクランブル枠にて「本物」が全26話の放送を満了したため、役目を終えたこちらは封印となる。
- 学校の怪談 - 第3話「私キレイ?口裂け女」/A
- 口裂け女がテーマだが、口唇口蓋裂の障害者団体からの抗議により未放送となり、本放送ではアフレコまで完了していたにも拘わらず放送中止が決定し、まだ3話目でありながら総集編を流すという異例の事態に発展(つまり他の作品と違って、放送後に問題が発生したり、実際の放送内容を判断しての封印ではなく、次回予告にて判明した「口裂け女を取り扱った回である」という一点のみでの抗議の末の中止である)。同時期・同ジャンルの『地獄先生ぬ〜べ〜』のアニメ版では敢えて口裂け女の回をアニメ化していなかったことを考えると、製作陣の配慮が足りていなかったと言えなくもない(但し日本において口裂け女は1979年の春から夏にかけて日本で流布され、社会問題にまで発展したこともあるような国内でもトップクラスに有名な怪談のひとつであり、それから20年以上経過して日本全国で浸透してしまっている口裂け女の怪談と実際の障害者を結び付けてアニメの制作会社に抗議をするというのも過剰反応であるという見方もある)。ちなみに作中のあらすじによると本作の口裂け女は登場人物である「恋ヶ窪桃子」にそっくりだったという噂が出たことで調査をするとのことだが、その後のアニメの展開においても桃子は普通にヒロインのひとりとして登場している。後に口裂け女回の台本が出回り詳しい内容が判明、そこではさつきが桃子を自宅に招き、仏壇に線香をあげるシーンが登場するが、それは2001年1月3日放送「お化け大集合」という総集編に同様のシーンがあり、新規カットではなく第3話の流用であることが判明した。
- ガンダムシリーズの一部回/B、E
- 機動戦士ガンダム(北米版) - 第15話「ククルス・ドアンの島」:北米でリリースする際に、富野由悠季の指示によって欠番となった。2002年のアニメエキスポに出演した際、海外視聴者からの質問に答える形で「There's a reasion, but since the staff is still alive, I can't talk about it.(もちろん理由はありますが、当時のスタッフがまだ現役ですし私からは話せません)」と回答している(当時の記事のアーカイブ)。あくまで噂程度ではあるが、反戦を訴える内容を北米の配給会社が問題視したという説がある。たびたび言われる作画崩壊については、そもそも他の回にも当てはまることなのでそれほど影響はないと思われる。その影響もあって後に製作された映画のククルス・ドアンの島は北米では上映されてはいないが、Blu-rayとしては発売している。
- 機動戦士SDガンダムMk-Ⅳ - 「SDガンダム猛レース」:VHS時代には収録されていたが、DVD以降は欠番扱いになり収録が見送られた。海外アニメの『チキチキマシン猛レース』を盛大にパロディ化した内容を問題視した為と思われ、著作権に対する意識の変化が背景にあることは想像に難くない。
- きかんしゃトーマス - 第12シーズン/I
- 今期から第13シーズンからのフルCG化に向けて乗り物の顔や人間、動物等がCG合成になった。海外では放送されたが実写とCGの合成によるビジュアルが幼児視聴者を混乱させる可能性があるとして日本での放送が見送られた(但し、期間限定で一部エピソードが配布されたことがある)。
- クレヨンしんちゃんの一部回/C、I
- 第93話「書道で心をめにするゾ」「こたつを片づけるゾ」「ブリブリ映画紹介だゾ」:この回は全て再放送もソフト収録も配信もされていない。ほぼ全話を網羅する海外版でも未収録であり、そのうち「こたつを片づけるゾ」「ブリブリ映画紹介だゾ」は映像が発見されていないため視聴が極めて困難になっている。
- 強いて言えば、「書道で心をめにするゾ」は最後のシーン(しんのすけの悪戯に翻弄された書道教師が混乱して奇行を取る)が精神障害を連想されるからという予想があるが、同年代の作風と比べてもそこまで過激なものではないため真相は不明。
- 「こたつを片付けるゾ」は元となった原作が読めるが、みさえが意地を張ってこたつなしで過ごすというもので特に問題らしい内容はない。
- 録画していた人の話によると「ブリブリ映画紹介だゾ」は同年の映画「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」の宣伝話で、冒頭映像にしんのすけがコメントするという内容だったため恐らく問題となったのはこの話の可能性が高く、他2作は巻き込まれただけと考えられる。
- 第203話~第780話のOP及び第203話~SPECIAL17、第298話~第352話のED:Puppy(Groovy Boyfriendsの覆面ユニット)の『年中夢中"I WANT YOU』、奥井亜紀の『BOYS BE BRAVE〜少年よ勇気を持て〜』、L'luviaの『スキスキ♡マイガール』。これらの3曲は全て版権上の理由でVHS及びDVDでは放送されずカットされている。ただし、地上波及びCSで過去の放送回においては通常通り放送されている。また、『年中夢中"I WANT YOU』は劇場版のみソフト化での放送が許可されている。
- 第679話「恋の戦国メモリーだゾ」、第680話「戦国しちゃうゾ」:BALLAD名もなき恋のうたの宣伝を兼ねて草なぎ剛と新垣結衣がゲスト出演し、こちらは草なぎの所属事務所のジャニーズ事務所による版権上の観点からDVDには収録されず、CSのテレ朝チャンネル1での再放送も行われていない。
- ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン - 第5シーズン21話「海の守り神ポセイ丼登場」/A
- 番組冒頭で、商品のタコの足をわざと1本引き抜く行為に加え、ムールが某金融ドラマのように怪人に土下座をしたり、同じEテレの音楽アニメを下ネタにもじったタイトルにするなど視聴者から「食育アニメにふさわしくない」「下品すぎる」などのクレームが殺到したため当日夕方以降再放送が見送りとなった。その後一部修正の上、2021年8月30日に再放送が行われた。
さ行
- サウスパークの一部回/A、I
- 第3シーズン10話「チンポコモン」:タイトルの時点でアウト。内容も「日本がアニメを通じてアメリカの子ども達を洗脳して軍隊化させる」というもので、昭和天皇をモデルにしたキャラも登場してるのが欠番の原因と考えられる。
- 第5シーズン3話「スーパーベストフレンズ」:ムハンマドを「形ある存在」として登場させたことが問題視され、公式動画配信が停止。以降、作中にムハンマドを出す際は黒塗り加工を施して検閲済みであることをアピールするようになった。
- 放送自体は行われたが、同じくムハンマドをネタにした第10シーズン4話「Cartoon Wars Part II」は抗議を受けることを懸念したコメディ・セントラル(本作を放送しているアメリカのケーブルテレビチャンネル)が一部シーンのカットを要求している。
- 第14シーズン5・6話「200」・「201」:やはりムハンマドが登場する。「200」放送後に過激派の人物から殺害予告が送られたため、翌週放送の「201」ではコメディ・セントラル側によって作者側に無許可でセリフにピー音が被せられる事態が発生。かろうじて映像ソフトには収録されたが、以降の再放送・動画配信は一切されていない。
- 第23シーズン2話「Band in China」:1話丸ごと使って中国政府とそれに忖度する昨今のアメリカ芸能界を揶揄したため、当局の怒りを買い、中国内での放送・商業展開はおろかファンサイトの閲覧までも禁止されてしまうことに。作者側もさらなる皮肉で対抗し、後日発表された長編エピソード「The Pandemic Special」でもこのエピソードが大きく扱われた。
- ザ・シンプソンズの一部回/E、I
- 第3シーズン1話「マイケルがやって来た!」:キングオブポップの名を冠したマイケル・ジャクソンが登場するエピソード。準主役級の扱いでマイケル本人から出演したい意向の電話がスタッフに届き、夢の共演が実現したが後のCSおよびディズニーが運営する定額制動画配信サービス「ディズニープラス」でのシリーズ放映からは外された(第3シーズンのDVD-BOXには収録されている)。
- 第10シーズン23話「シンプソンズ東京へ行く」:ホーマーが天皇を投げ飛ばすシーンや、ポケモンショックをパロディしたシーン等が問題となった為、日本では未放送。
- 第11シーズン10話「小さなお母さん」:ハンセン病をネタにするシーンがある。此方も日本未放送。
- スポンジ・ボブの一部回/C、I
- 第3シーズン15話「私はクール」:スポンジ・ボブとカーニらが女性の下着を盗む場面があり、子ども向けでないとの制作者側の判断により、放送及び配信中止となった。日本国内ではAmazonプライムビデオで視聴可能(但し、有料ではあるが)。
- 第5シーズン12話「スポンジ・ボブとアトランティス、行きたいんデス」:ロックミュージシャンであり俳優の忌野清志郎のゲスト出演回だが、忌野が死去した2009年5月以降は声優の安原義人による吹き替えに変更された。
- 第6シーズン11話「スポンジ・ボブとビーーッグウェ〜ブ」:NHKがオリジナルに作成した小栗旬とRIPSLYMEのゲスト出演回だが、DVDでは声優の林和良とレギュラー陣による吹き替えに変更された。
- 第12シーズン22話「Kwarantined Krab」:流行り病が原因で店内の客が隔離される、感染者が仲間外れにされるなど現実のコロナウイルス騒動を彷彿とさせる回。内容が内容ということもあってか、日本国内では放送が見送られた(似たようなケースにテイコウペンギンの「コロナウイルスに感染するとどうなるのか?」などがある)。
- 瀬戸の花嫁 - 第拾七話「県警対組織暴力」/B
た行
- ダンベル何キロ持てる? - 第6話「新しいライバルほしい?」/A
- 2022年2月にロシアがウクライナへ侵攻して以降、大統領をモデルにしたとおぼしき人物の登場が問題視されたためかカートゥーンネットワークの放送で欠番扱いとなっている(参照)。ネット配信では6話も普通に視聴可能なため、局独自の判断によると考えられる。
- ダーリン・イン・ザ・フランキス - 第23話「ダーリン・イン・ザ・フランキス」、最終話「わたしを離さないで」(テレビ初回放映版)/I
- ちびまる子ちゃん - 第1期8話「『花輪君 子供歌合戦に出場する』の巻」、77話「『まる子 百恵ちゃんのコンサートへ行く』の巻」/C、I
- 実在の歌手の曲を歌うシーンがあるため、権利的にNGが出て2020年発売のBD版には収録されなかった。第77話については、現実に行われた引退コンサートの映像をキネコ(フィルム化)して挿入している(参照)ためHDリマスターに技術的な困難が生じていることや、アニメ側でガヤの音声を収録していることも大きな理由となっている。
- てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!! - 第2話「キャトルの章」/E
- 東京卍リベンジャーズ - 第1期(テレビ初回放映版)/D
- ドナルドダックの一部回/A、F
- 第42話「総統の顔」:ドナルドダック主演のプロパガンダ短編映画。恐怖の独裁国家の兵器工場「ナチランド」で働くドナルドの視点からナチスドイツを含めた日独伊三国側を風刺した内容。思い切り昭和天皇を侮辱する内容であるためパブリックドメイン扱いになっているものの安売りDVDなどとして発売される可能性は今後も皆無であると思われる。動画サイト等を探せば原語版は視聴可能。
- 第52話「ドナルドの襲撃部隊」:前述の「総統の顔」と同じく、ドナルドダック主演のプロパガンダ短編映画。こちらの内容は日本の空軍基地を攻撃するように命令されたドナルドの話である。前述の「総統の顔」とは異なり、日本では一度、1985年に販売された、販売元がポニーの『ドナルド・ダックのドタバタ50年』で収録されていたのだが、日本を差別する過激な内容であるということが問題視されたのか、販売元がバンダイの『ドナルド・ダックのドタバタ50年』ではこの話が未収録になってしまい、それ以降、日本では公開されていない状態が続いている。こちらも動画サイト等を探せば原語版や前述の『ドナルド・ダックのドタバタ50年』での吹替え版を視聴することが出来る。
- トムとジェリーの一部回/I
- 第99話「The Egg and Jerry」、第105話「Tops with Pops」、第107話「Feedin' the Kiddie」:それぞれ、第41話「いたずらきつつき」、第44話「ここまでおいで」、第40話「台所戦争」のリメイク作品であり、日本では全て未公開。なお、リメイク元になった「いたずらきつつき」「ここまでおいで」「台所戦争」は、日本では全て公開されている。
- 第100話「赤ちゃんは楽だね」、第109話「みーちゃったみーちゃった」:この二つの話は、日本ではTBS系で時折放送されていたのだが、現在では、DVD版・LD版・VHS版のいずれも収録されていない話になってしまっている。正視の方法で二つの話を視聴できるのはカートゥーンネットワークとニコニコくらいしかない。
- ドラえもん(アニメ第2作第1期) - 1990年代〜2005年放送の大半の回/I
- あまりにも話数が多すぎるためか殆どの話がソフト化されていない。レンタル向けのVHS・DVDは共にセレクション方式。放送開始から1年分は「ドラえもん タイムマシンBOX 1979」としてDVDBOXが発売されているが、続刊は出ていない。
- 2020年頃からはCSのテレ朝チャンネル2にて再放送が始まり、これまで視聴困難だった回も放送されるようになった。それでも未だ再放送されていない回も多く、ソフトには収録されていたが再放送では飛ばされている話も存在。手軽な視聴手段である配信も一切行われておらず、知名度に反して視聴が困難な状態が続いている。
- ドラえもん(アニメ第2作第2期)の一部回/C
- 本放送時のOP:女子十二楽坊の「ドラえもんのうた(インストゥルメンタル版)」。この曲は版権上の理由でDVD及びCSのテレ朝チャンネル1ではカットされており、夏川りみの「ハグしちゃお」に差し替えられた(現在はmaoの「夢をかなえてドラえもん」に差し替えられている)。
- 第106話「キャンディーなめて歌手になろう」、第108話「ジーンと感動する話」:2006年6月30日に放送された回であり、前記はスキマスイッチの「ボクノート」が披露される回があった為、著作権上この作品のみDVDではカットされている。ただし、後の30周年記念DVDでは収録され、2016年からはテレ朝動画でも配信化されている。同じく後記では俳優の速水もこみちと女優の相武紗季が出演していた為、こちらは所属事務所との肖像権の理由でDVDではカットされ、配信もされていない。
- トランスフォーマーシリーズの一部回/C、D
- ビーストウォーズメタルス - CG版ビーストウォーズメタルス、ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!:いずれもこの二つの話は、権利関係でDVD-BOXでは未収録となっている。
- トランスフォーマー/ONE - 初期吹き替え版:サウンドウェーブの吹き替えを山本格が担当したもの。映画公開後に山本氏が不祥事を起こして声優を引退し、声優の上田燿司が再アフレコし該当箇所の差し替えが発表された。今後は映像ソフトが発売されても山本版が収録される可能性は低いと思われる。
- なお、同じく山本氏がサウンドウェーブを演じたトランスフォーマーアーススパークではアフレコした部分は差し替えられなかったが、最終回のみ台詞がなく字幕のみとなった。
- トリコ - ジャンプスーパーアニメツアー2010「バーバリアンアイビーを捕獲せよ!」/I
な行
- 忍たま乱太郎の一部回/E、G、I
- 第1期28話A「ただのドケチじゃないの段」、第2期9話「こりない花房牧之介の段」:人身売買を扱っているため封印。
- 第2期26話「謎の経塚の段」、27話「三百年前の先祖の段」、28話「山田先生怒るの段」:経塚を掘り返す(罰当たり)描写や、どもりを馬鹿にする描写があるため封印。
- 第2期51話「ヒゲ剃りが下手な男の段」、52話「一年生対二年生の段」、53話「苦手と戦えの段」:早食い競争のシーンがあるため、早食い・大食いネタに関する社会問題を鑑みて封印(封印作品の一覧/実写内『フードファイト』の節も参照)。
- 第17期32話「カラクリ忍器の段」、51話「保健室の昼寝の段」、72話「剣一筋の段」、74話「伊賀と甲賀は嫌いの段」、80話「カメ子と王子様の段」、87話「天竺ガエルを取りもどせの段」:いずれもアニメオリジナルエピソードだが、原作の雰囲気とずれていると判断され封印。
- 内容自体は封印されていないが、第1期3話「消えたしんべヱの段」は劇画風に刀や槍で突かれる描写や戦死者の描写が存在するため再放送はされておらず、第2期20話「おとめ心の段」は寛永通宝(江戸時代の通貨)を出してしまったことで、作者は「室町時代に存在したものだと誤解されてしまうような紛らわしい物品を出してはいけない」という意向により再放送時に500円玉に修正された(映像ソフトにも修正版を収録)。
は行
- ぱすてるメモリーズ - 第2話「ご注文は? と言われても……」/B
- 放送後にネット配信の停止が発表。当初は『ご注文はうさぎですか?』のパロディがアウトだったのではとの推測が挙げられたが、後に背景の無断トレスが発覚。配信停止時点では修正の上映像ソフトに収録されると発表があったが、最終的にこの回だけが封印される形で発売された。なお、2021年10月末から12月上旬にかけて同作が配信サービス「GYAO!」にて無料配信された際、手違いからかこの2話も配信されたことがある。原作のサービス終了から2年以上が経っていたためか、この時はこれといった騒ぎにはなっていない。
- びじゅチューン! - 「あしゅらコーラス」「ファッショニスタ大仏」「最後の晩餐サンバ」/I
- プリキュアシリーズ - 一部シリーズの動画配信/C
- 2008年ごろ『ふたりはプリキュア』の北米でのダウンロード配信が開始されたが、14話まで配信されたところで配給会社4kids Entertainmentが東映に版権を返却し配信停止に。その後カナダのYTVで英語吹き替え版が放送されているが、この時点でのソフト化はされなかった模様。
- 後に『スマイルプリキュア!』の英語版として「Glitter Force」が放送されるまではプリキュアシリーズのアメリカでのテレビ放送やソフト化はなかったが、字幕版はHuluで配信されていたようである。また、2010年代後半以降のシリーズは正式にソフト化が行われている。
- ベルサイユのばら - 特別編「燃えつきたバラの肖像」/I
- 放送3クール目の1980年4月以降よりプロ野球中継の放送時間が変わった影響で、同時ネット局が放送を休止すると遅れネット局の方が先に放送されてしまうことから、遅れネットとなる一部地域ではこのエピソードを第24話として放送し、事実上の放送打ち切りとした。制作経緯が特殊なため、その後の再放送はおろかソフト化もされていない。
- ベン10 アルティメットエイリアン - 第8シーズン6話「パンドルの鎧」/E
- 東日本大震災被害または原発事故を想起させる描写が含まれていたため、日本では放送中止となった。
- ポケットモンスターシリーズの一部回/D、E
- ポケットモンスター - 第38話「でんのうせんしポリゴン」:日本一有名な封印作品の一つ。ポケモンショックを参照。
- ピチューとピカチュウ:ポケモン映画唯一の封印作品。本作の主題歌(俳優の竹中直人とのデュエット)及びナレーターを務めた女優の酒井法子が2009年に覚醒剤取締法違反で逮捕されたため封印された。その後配信・ソフト化は一切行われていない。
- アドバンスジェネレーション - 第101話「ゆれる島の戦い!ドジョッチVSナマズン!」:「じしん」を使うポケモンを主題にした回だが、放送直前に新潟県中越地震が発生したため、話そのものが放送されずに封印された。この時期を境に、アニポケでは「じしん」や「マグニチュード」といった技が使われなくなった。
- ベストウイッシュ - 第23・24話「ロケット団VSプラズマ団!」:当該項目を参照。
ま行
- MUSASHI-GUN道- - 第9話以降/I
- 突如として日本でのDVD発売が打ち切られ、第8話分までしか発売されないまま事業が凍結。しかもこのDVD、本放送時のバージョンをそのまま無修正で出版している。
- 単に「収益が見込めない」「度が過ぎる作画崩壊のため修正する箇所が多すぎて匙を投げた」といった(しょうもない)理由では、とも……。
- なお、共同製作となったフランスでは最終回まで収録されたDVDが発売されている。
や行
- ヤッターマン(アニメ第2作) - 限定版!「今夜限りのドロンボーVSドロンボー!生瀬ケンコバ深キョンにあのヒーローも登場SPだコロン!」/C
- 平成版ヤッターマンで唯一、ソフト化されず、再放送もない回。タイトル通り実写映画版とのタイアップ回だが、実写映画側の権利元や俳優の肖像権に配慮した説が最有力。
- ただ、「『限定版』『今夜限り』と銘打っているあたり元から収録しない予定だったのでは?」との見方も。
- 妖怪ウォッチ - 第39話「妖怪U.S.O.」/B、E
わ行
- ONE PIECEの一部回/C、D
- 第207話〜第230話のED及び第284話〜第325話のOP:当時のED及びOPは当時ジャニーズ事務所所属のタッキー&翼が担当しており、EDの『未来航海』とOPの『crazy rainbow』はジャニーズ事務所及び著作権の関係上からAmazonプライム及びFOD等のサブスク配信ではカットされている。YouTubeでの配信も3週目まではカットされていたが、4週目以降は解禁されている。
- カラクリ城のメカ巨兵:劇場版ONE PIECE唯一の封印作品。ゲストキャラクターのホンキ大佐の声を演じた極楽とんぼの山本圭壱氏が本作の公開4ヶ月後に不祥事を起こし芸能活動を停止していた影響や同じくゲストキャラクターのラチェットの声を担当していたのが当時SMAPに所属していた稲垣吾郎でもあり、EDを担当していたのもNEWSである事からジャニーズ事務所との著作権関係上が重なって事から本作が地上波放送された事は1度もない。因みに山本は10年後の2016年に芸能界に復帰したが、本作が上記の事情からあまりメディア化されなかった為、新作公開記念のリクエスト放送でもノミネートされ無かった。
- インペルダウン編:エンポリオ・イワンコフ役のいまむらのりおが不祥事を起こして降板したことによるもの。後任の岩田光央に既存分全て差し替えられ、遅れネットや映像ソフトでも岩田が演じたものになっており、正規の方法でいまむらによるイワンコフの声が聞けるのは同年に発売されたニンテンドーDS用ソフトONE PIECEギガントバトル!くらいしかない。