概要
1991年から1994年まで「ちゃお」(小学館)にて連載された。
単行本は続編(と言うよりは一種のパラレルストーリー)である『新水色時代』および小学6年生の頃にスポットを当てた『水色時代 -12歳の季節-』を含め全10巻。
さらにいえば、後日談のレディースコミック『水色時代を過ぎても』なる作品も存在する。
中学3年次の主人公たちを描いた原作30話のサブタイトルは「'94.2.14」であり、その3年後の高校卒業後の時期を描いた原作32話については1997年の出来事だと作者は本編での欄外に記している。ここから逆算すれば、主人公たちの世代(学年)は原作では1978年の遅生まれと1979年の早生まれということになる。
1996年4月4日から同年12月26日までおよび1997年1月9日から同年2月27日までテレビ東京系列局にて、スタジオコメット制作のテレビアニメ版が放送された。全47話。放送時期はややずれるが、独立局の岐阜放送とTBS系列局のチューリップテレビでも放送された。
岸尾だいすけ(当時の名義は岸尾大輔)は1996年4月4日が本放送の第1話で級長を演じ、テレビアニメにデビュー。本作では後に宮内冬紀(みやう)を演じている。
元々は9ヶ月で終わらせるつもりだったが、「NNNニュース(木村優子)プラス1」(日本テレビ系列局他)や「(露木茂の)スーパータイム」(フジテレビ系列局、ただしネット局によってはタイトル差し替え)と言った強力なライバルを向こうにまわし、平均視聴率6.8%と大健闘、さらに反響の大きさもありもう2ヶ月ほど延長が認められた。
後番組は『ケロケロちゃいむ』。
またミュージカル化もされている。
ストーリー
普通の女の子河合優子は12歳になったばかりの小学6年生。小学校では一番大人だけど、中学生とかと比べるとまだまだ子供。そんな彼女の真っ白な「子供時代」と青春の「青」の中間の「水色の時」の物語。
登場人物
主題歌
オープニングテーマ
「水色時代」
エンディングテーマ
「あの頃のように」
作詞・作曲 - 田辺智沙 / 編曲 - 岩崎元是 / 歌 - 鈴木真仁
「約束はAlright!」
作詞 - 青柳美奈子 / 作曲・編曲 - 岩崎元是 / 歌 - YAG PD
アニメ版の変更点
- 第2話「友情」で小学校時代の出来事が回想シーンで語られており、原作では内緒で犬を育てるも保健所に連れて行かれ、子犬が居た事を知り涙ぐむ結末となっているが、アニメではタカ子が迷っていた子猫を「ミー」と呼んで内緒で育て、最後は老夫婦に貰われる結末となった。
- 第11話「タカ子の恋」でBFの柴崎が転校するが、原作では神戸市(序でに作者は芦屋市出身)だったのが、アニメでは京都市へ変更されており、前年に発生した阪神・淡路大震災の被災者への配慮では?と言われている。なお、後日談の第24話「修学旅行」では優子とクラスメイト達がタカ子と柴崎を会わせようと行動する一幕もある。
関連タグ
あずきちゃん - 競合誌『なかよし』での漫画作品。アニメ化もした。小学校高学年から中学生時代にかけ、少女(野山あずさ)が同級生の男子(小笠原勇之助)に想いを寄せる点が共通している。