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概要

兵庫県南東部にある西宮市神戸市に挟まれた市。

阪神地区に存在する市の1つで、面積としては兵庫県に2番目に小さい市となっている。


芦屋市は全国的に「金持ちの街」として知られている。ただし、ざっくり言ってお金持ちが住まうのはいわゆる「阪急線」以北であって、JRの路線周辺はめっきり庶民の街である。しかし「芦屋ブランド」のおかげで下手に「芦屋に住んでいる」などと言おうものなら、実態を知らない人々から”嬢ちゃん坊ちゃん”扱いを受けてしまうため、庶民は苦悩を抱えている。


六麓荘町や奥池南町は特に伝統ある高級住宅地だが、両町の住人には代々の地主や華族・士族、明治期に勃興した財閥の子孫が多いことが特徴で、土地への愛情が深く、風紀・景観保全への意識が高い。このためそんじょそこらの成金では、両町へ移住することは難しいとされる。


例えば、六麓荘町は昭和初期、香港の白人居住区をモデルとして開発が進められ、やがて関西のセレブリティが本宅・別宅を建てて移り住むようになった。以降およそ1世紀にわたり、上品で閑静な憧れの町として存在してきたのである。

  • なんとなれば電線の地下化は当たり前、それどころか町内には信号がない(!)(住民はみんな交通マナーが良いし、お抱え運転手がいるので事故が起こらない)。

しかし2000年ごろから周辺地域に土地を細分化して開発する「ミニ開発」の波が襲来。それまで町内では住民同士、互いの配慮のみで街並みが守られてきた(流石である)が、法的な裏付けが必要であるとして、条例制定に向け町内会が動くことになった。

  • この豪邸条例には六麓荘町の自然を保護するという目的も含まれている。周囲の開発により美しかった風景が次第に失われ、生態系が破壊され続けていることを、セレブの皆様は憂いているのである。六麓荘町の古老によると昔は赤松林が見事で、庭先にはマツタケが勝手に生り、キツネやウサギが遊んでいたのだとか。

こうして2007年、通称「豪邸条例」が市議会で可決・施行される。これには戸建てを新たに建設するには400平米以上の面積を持つことや緑化割合なども指定され、さらにこの条件をクリアしても、植栽や土地造成が町内会のお眼鏡に叶わなければならないのだ(町内会による建築審査がある)。また条例には、高さ10m以上の建築物禁止も盛り込まれている。つまりタワマンお断りである。


六麓荘町ではもともと「六甲のおいしい水」が飲みたいからと自前で浄水場を作ったり、セキュリティ面を強化したいからと、美麗な建物をタダで提供して駐在所を誘致したりと、住環境を守るためには金と手間暇は惜しまない精神なので、条例可決・施行の経緯も当然といえば当然かもしれない。なお、町内会の入会金は50万円で、町内施設の補修費用などは全て、市の補助金に頼らず入会金・年会費から出されている。そりゃ強いわ、町内会。



交通

鉄道

JR西日本

阪急電鉄

阪神電気鉄道


道路

高速道路

阪神高速道路

一般国道

県道

その他幹線


路線バス

  • 阪急バス
  • 阪神バス
  • みなと観光バス

海の駅



関連項目

兵庫県 西宮市 神戸市 阪神モダニズム 阪神地区

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