概要
おおむね、かつての五畿七道のひとつである、旧山陽道(西国街道)の流れを汲む国道である。ただし岡山県区間(特に岡山県岡山市~広島県福山市区間)においては、旧山陽道ではなく岡山藩六官道(中央街道ではなく藩往来)のひとつである「鴨方往来」を前身としている。これは江戸時代中期から明治期にかけて商業地として発展していた倉敷市や、四国方面への藩往来である「金毘羅往来」(国道30号の前身)との分岐であった庭瀬を国道経由地として組み入れる事で商業通運の活発化を目論んだ事による。
(ちなみに岡山県内の旧山陽道を前身とする道路は、国道250号・国道180号・岡山県道270号・国道486号・国道313号の各接続区間からなる)
起点は大阪の梅田駅付近の「梅田新道交差点」から始まり、国道1号から直接接続している構造になっている。梅田新道交差点の北西の歩道にはモニュメントが設置されている。なお大阪~神戸間は第一阪神の流れを汲む。
国道1号よりは道路整備が進んでいるものの笠岡市~福山市区間や広島市~岩国市区間のように、渋滞が激しい箇所も存在する。
終点は関門トンネル付近の「老松公園前交差点」。国道3号に接続している。