陸上区間で日本一長い国道の需要
東京都中央区から青森県青森市を結ぶ陸上区間で日本一長い国道である。※1
全体的に国道1号に比べると道路事情がすこぶる良く、特に埼玉県越谷市~栃木県宇都宮市にある新4号バイパスは東北自動車道を使わなくなるほど利用者が多い。
走行に注意する区間は新4号バイパスと仙台バイパスの区間である。
但し、道路事情は良い一方で大きな都市は宇都宮市を抜けると仙台市しかないのも特徴なので単調な運転になりがちである。
主なバイパス
路線概況
東京〜越谷間
東京から越谷間は基本的に片側2車線のバイパスとなっている。
起点の日本橋から重複区間は右左折を繰り返すが単独区間になると、宇都宮まで片側2車線以上の直進方向になる。
埼玉県内に入っても同様で東京外環道や国道463号などを通過しながら新4号バイパスへと突入する。
旧道に入る場合は、下間久里立体に入り、同交差点で左折する必要がある。
なお、日本橋を起点にする7国道(他に1号、6号、14号、17号、20号)の中で唯一、峠や川を境界としない国道となっている。
付近を起点とする3桁国道(122号、246号、254号)を含めてもここと254号しかない。
越谷〜宇都宮間
バイパス区間は新4号バイパスを参照。
旧道区間は春日部、古河市、小山市などを経由して宇都宮市に向かう。
埼玉・茨城県境と宇都宮市内の一部を除いて片側1車線が多く、渋滞も多い。
埼玉県内は基本的に1本道だが、栗橋交差点から茨城県古河市三杉町までは国道125号と重複する。
利根川を渡ると茨城県に入るが茨城県内は概ね片側1車線でここからJR宇都宮線(東北本線)及び東北新幹線と並走するようになる。
栃木県内も片側1車線が続き、宇都宮市内の川田本町交差点を過ぎると片側2車線になる。
但し、西原交差点で国道119号と分岐するので要注意。
西原交差点を過ぎると平松町まで片側1車線で同交差点を過ぎると東京方面のみ片側2車線となる。
宇都宮市東町を過ぎると、片側2車線となり、平出工業団地交差点で新4号バイパスと接続する。
宇都宮〜栃木・福島県境間
平出工業団地交差点を過ぎるとしばらくは片側2車線となり、東北自動車道矢板ICまでは快走となる。
そして矢板ICを過ぎると片側1車線になり、ここから東北道と並走するようになる。
そして栃福橋を過ぎるといよいよ福島県に突入する。
福島県区間
福島県に入ってから白河IC付近までは片側1車線が続き、ICを過ぎると片側2車線になる。
白河中央SICを過ぎると片側1車線となり、矢吹IC付近のみ片側2車線になり直ぐに片側1車線になる。
尚、鏡石町内は拡幅工事を現在も行われている。
須賀川市に入ると再び片側2車線となり、郡山市、福島市などを経由して国見町役場付近までは続く。
国見町役場を過ぎると片側1車線となり、貝田駅及び国見SAを過ぎると宮城県突入する。
宮城県区間
仙台バイパス区間は仙台バイパスを参照。
宮城県に変わるとそれまでのんびり走っている車の流れが速くなり、東北道に比べて道路事情が良くなる。
白石市北屋敷町付近から片側2車線に入り流れは更に速くなる。
それから岩沼バイパスなどを経由して仙台バイパスに入り、大衡村一本木交差点までは片側2車線となり、同交差点を過ぎると片側1車線になる。
三本木付近から片側2車線になるが、大崎市竹の花交差点を過ぎると再び片側1車線となる。
岩手県区間
岩手県内に入ると信号機は基本的にアルミ灯器か樹脂灯器になり、終点の青森市までは全てその傾向となる。
車の流れも宮城県区間に比べると落ち着いており、一関市十二神交差点を過ぎると片側2車線となる。
そこから大槻を過ぎると平泉前沢IC付近を除いて片側1車線区間が続く。
そして奥州市向田交差点から片側2車線となり、竹沢交差点までは片側2車線となる。
そこから再び1車線となり、白井坂交差点で金ヶ崎バイパスに入る。
金ヶ崎バイパスは片側1車線が続き、南部工業団地口から片側2車線に入る。
北上工業団地を過ぎると再び片側1車線となり、花巻空港ICを過ぎると再び片側2車線となる。
三嶽交差点を過ぎると再び片側1車線となり、花巻温泉台温泉口交差点を過ぎると再び片側2車線となる。
そこから分れ南交差点で右折して分レバイパスに突入する。
盛岡大学付近を過ぎると片側1車線となり、二戸ICなどを過ぎて青岩大橋を過ぎると青森県に突入する。
青森県区間
青森県に入ると扇田駐車帯前までは一直線で十和田市などを通過する。
尚、八戸市は通らない。
七戸町を過ぎると信号は縦型がメインとなる。
そして青森市宮田交差点を過ぎると片側2車線となり、市街地を通りながら終点の消防本部前交差点に到着する。
そこを過ぎると国道7号に入るので注意。
尚、終点には青森県庁がある。
備考
※1 但し、日本一長い国道は鹿児島~沖縄を結ぶ国道58号である。
関連タグ
国道1号…比較されやすい。
国道58号…日本一長い国道だがこちらは海上区間が多い。