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新4号バイパス

しんよんごうこくどう

国道4号の慢性的な交通混雑を解消するため計画された大規模なバイパスの一つ。西の名阪国道に対抗する東日本最大のカオス道路。
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概要編集

埼玉県越谷市から栃木県宇都宮市まで続くバイパスである。地域高規格道路の茨城西部宇都宮広域連絡道路に指定されている。

埼玉県春日部市庄和IC以北から流れが速くなるので信号機のある交差点では右折する際には注意が必要。

特に栃木県内では黄色や赤で進む車が多いので十分注意した方が良い。

タチが悪い車になると、右折矢印で直進する車まで存在する。

事故の多さや通行車両のファンキーさを考えると東の名阪国道はここに相応しい。


起点は越谷市にある国道4号の旧道の立体交差の交差点(下間久里の分岐)から始まり、国道16号の交差点である庄和IC以北になると速度は速くなり、茨城県に入ると五霞IC国道354号が現れて暫く走ると栃木県茨城県の間を通過して国道50号宇都宮上三川ICを過ぎて終点の国道119号の交差点に辿りつく。


制限速度は60km/hだが、そんな速度で守る車は存在せず、大体80km/h以上で走る車が多い。逆に60km/hで走ると周囲の流れと全然合わず恐怖すら感じる。

故に首都高速道路名神高速道路等の下手な高速よりも速いので注意が必要。

5つのバイパスが一本の路線となっているため、計5路線についてまとめて記す。


越谷春日部バイパス編集

最も早く全通したのが越谷春日部バイパス。

越谷市下間久里(国道4号分岐)から、春日部市下柳(国道16号)に至る延長8.3kmの区間を指す。

越谷市の一部区間は、1990年代に2車線から4車線に拡幅された。

春日部市水角で東埼玉道路との接続が計画されている。

終点の庄和ICは、かつて北葛飾郡庄和町だった地域に位置している。ここから宇都宮・小山方面へは春日部古河バイパスとなる。


春日部古河バイパス編集

春日部市下柳から利根川を横断し(新利根川橋)、茨城県古河市柳橋に至る延長21.6kmの区間。 1987年に暫定2車線で供用。埼玉県内は見渡す限りの田圃の中を走る。

4車線供用に向けて拡幅工事が春日部寄りから行われ、2009年1月30日に春日部市の庄和IC北交差点 - 立野西交差点間で、2010年3月29日には立野西交差点 - 椿南交差点間で、残りの椿南交差点 - 古河市柳橋間は2015年3月26日に埼玉県内で、翌3月27日に茨城県内でそれぞれ4車線化され、全区間の多車線化が完了した。

並行して圏央道と接続する五霞ICの整備が進められ、3月29日に供用が開始された。

終点の柳橋交差点は、かつて猿島郡総和町だった地域に位置している。ここから宇都宮・小山方面へは古河小山バイパスとなる。

尚、五霞IC以北は道の駅ごか等の一部を立体交差にする事で6車線化の計画を模索している。

それによって道の駅ごか付近では下り線が立体化され、五霞IC以北の五霞町内交差点でも立体化工事を実施している。

完成すれば茨城県内の新4号は6車線となる。

庄和ICから埼玉・茨城県境間も6車線用地があるが、事業化されていない。


古河小山バイパス編集

古河市柳橋から結城市小田林に至る延長15.9kmの区間。1987年に最初の区間が完成した5路線の中で最も新しい路線。

柳橋跨道橋から4km北の三和跨道橋から6車線となる。国道50号、国道125号の2箇所および県道など5箇所が立体交差になっている。小規模な交差点には信号機が設置されている。

2005年6月28日に4車線化工事が完了し、宇都宮方面は終点まで4車線以上となった。

さらに2009年には6車線化工事が完了し、併用している。新たに6車線になった区間は中央分離帯がコンクリート製の壁になっている。朝・夕に上り下りともに混雑する。

終点の小田林(西)交差点は、結城市の西部に位置している。ここから宇都宮方面へは小山石橋バイパスとなる。


小山石橋バイパス編集

結城市小田林から上三川町下蒲生に至る延長16.25kmの区間。

2005年4月11日に坪山高架橋が4車線化開通し、栃木県内全線が4車線化された。

JR水戸線および県道等8箇所を立体交差する。信号が少なく直線道路や緩やかなカーブが続く。

終点の上三川交差点は上三川町の南部に位置している。ここから宇都宮方面へは最後の石橋宇都宮バイパスとなる。


石橋宇都宮バイパス編集

上三川町下蒲生から宇都宮市平出工業団地に至る延長18.65kmの区間。2000年に北関東道の部分供用にあわせて全線4車線化された。国道4号、国道121号、国道123号の3箇所及び北関東道、その他県道等8箇所を立体交差する。

宇都宮市内に入ると交通量が格段に増え、時間帯によっては渋滞も起きる。

宇都宮市内の区間は宇都宮環状道路(通称「宮環」)の東側区間を兼ねている。

宇都宮市街地への道路を分けてしばらくすると、平出工業団地交差点で国道4号の旧道と突き当たり、新4号国道はここで終点となる。ここから福島方面へは、北東方向にルートを変える。そのまま立体交差を直進すると国道119号宇都宮環状北道路となり、宇都宮環状道路の北側区間へと続く。

国道119号を道なりに進むと東北自動車道及び日光宇都宮道路宇都宮ICと合流する。


現状編集

しかし利用者が圧倒的に多く、都心部では片側三車線になりつつあるが渋滞が多いため、埼玉県越谷市に新々4号(名称仮)を作っている

しかしこちらの路線は作って間もなく、片側一車線の上、距離がほとんど無いために、国道ながら生活道路のような形で利用されている


主な休憩所と駅。編集


主な交差する道路編集


関連項目編集

国道4号 国道 名阪国道

仙台バイパス 保土ヶ谷バイパス 新潟東西道路:東日本の交通量の多い無料道路。

国道17号:新大宮バイパス、上尾道路などがあり、バイパス区間が全通すれば新17号バイパス要素の国道になる。

国道254号:板橋区〜富士見市区間が全通した場合、こちらも東松山以南のバイパスが全通すれば新254号バイパス的な気分が味わえる。

宇都宮北道路 鬼怒テクノ通り:同じく栃木県内に存在する高規格道路。これらは新4号と違って公式に最高速度80km/hとなっており、自転車や原付などが通行できなくなっている。

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