概要
2012年ちゃお春待ち超大増刊号に掲載された読みきり漫画。
この作品は作者のやぶうち優氏が、中学1年の時に考えたストーリーである。
2012年7月3日発売ちゃお8月号では、下記のお試し版として、
~エピソード0(ゼロ)~を掲載されており、
2012年7月20日発売予定のちゃおデラックスでシリーズ化することが決定した。
ストーリー
何をしても、しなくても結局世界は変わらない━…。
そんな真帆を含む5人の中学生達がある日突然未知の世界へと迷い込み…!?
キャラクター
- 島松真帆
本作の主人公、ショートヘアの女の子。
自分が何をしても、しなくても世界は変わらないと思っている。
エピソード0では夏の辺りで転校してきた転校生という設定になった。
本人曰く、何回か転校を繰り返し、クラスに゛なじめない゛ことに慣れてしまった。
(本編の島へ漂流する話とは少し時間軸が前の話となる。)
よく世羅から掃除当番など物事を頼まれることがあるが、いちいち断るのもめんどくさいと
感じていながらも、笑顔で受け答えている。言いたいことがあってもなかなか口に出せず、
内省的な性格である。しかし、里中の言葉で少しずつ、自分を変えてゆく。
エピソード0では姫達のグループに入っていたが、訳あって、今は実果とのんののグループにいる。
だが、真帆がのんのに話かけようとする度に、話を離脱されてしまうことを気にしている。
(苗字はエピソード0で明らかになった。下の4人は不明。)
それぞれ下の4人には脳内ネームがあり、心の中ではそう呼んでいる。
- 里中礼文:(真帆の脳内ネーム:メガネ)
クラスの委員長であり、眼鏡男子。委員長だけあってのことか、未知の世界へ来て、
みんながパニックを起こした時も、冷静に状況を把握しみんなを落ち着かせたり、
海水で塩を作ったりとみんなのリーダー的存在である。
- 界:(脳内ネーム:掘り師)
机の表面を鉛筆で掘ったりしてかそういう脳内ネームに。
魚を釣るのに必要な釣り道具なんかを木で掘り、大量の魚を釣り上げた。
- 瀬戸瀬世羅:(脳内ネーム:姫)
面倒臭いことが嫌いで、真帆によく掃除当番のかわりを頼む。
折角、界が釣ってきた魚に対しても「キモい」と文句を言ったりする。
- 実果:(脳内ネーム:オタク)
オタクであり、腐女子。
授業中に里中と界によく似た男子2人のカップリングの絵を描いている。
そういった趣味だからか、よく姫に馬鹿にされてしまう。
世羅が文句を言った魚をペーパーナイフで綺麗にさばいたりする。
- のんの:(実果の仲子)
エピソード1に登場する女の子。実果の幼馴染。
実果とはとても仲が良いが、真帆が話をかけようとする度に、話を離脱する。
各話あらすじ
話数とサブタイトル | 各話あらすじ | 備考 |
---|---|---|
エピソード0(ゼロ) | 夏のある日に中学校を転校して来た真帆。小さい頃から転校が多い彼女には、なかなか友達を作れなかった。クラスにも「なじめない」事に慣れてしまったけれど、転校してきて早々、姫(世羅)達が自分達のグループに入れてあげると言うが…? | ちゃお掲載 |
エピソード1 | ある事情で、姫達のグループには入らず、一緒に体育の授業に行かないかと誘われたをきかっけに、実果達のグループに入った真帆。実果とは普通に話をするものの、実果の幼馴染・のんのの話し相手はいつも実果ばかり。けれどそんなのんのも実は…。 | ちゃおデラックス掲載 |
エピソード2 | 季節は秋になり、のんのがいきなり里中は真帆の事が好きなんじゃないかと真帆に言う。それを聞いた真帆は急に里中のことを意識するようになってしまう。 | ちゃおデラックス掲載 |
エピソード3~世界の扉~ | 些細なことでのんのと喧嘩をしてしまった真帆。真帆は何度も謝ったが、一方ののんのはどうしても許してくれない。どうしたいいのかと悩んでいるうちに真帆は小5の頃のことを思い出した。 | ちゃおデラックス掲載 (ここからサブタイトルが付き始めた。) |
エピソード4~キミが笑う世界~ | 親から「笑うとブスになる。」と言われ続けてきた真帆。昔から親の何気ない一言にじわじわ傷つけられ、気づけば上手く笑えないのに鏡を見る度笑顔を゛作る゛癖が付いてしまった。 | ちゃおデラックス掲載 |
エピソード5~お願い世界~ | ある朝、風邪を引いてしまった真帆。母親に気付かれず、無断で学校を休んでしまった。真帆は寝ているうちに小2の頃を思い出した。 | ちゃおデラックス掲載 |
ちなみに…
キャラクター達の名前の一文字を次のように並べると、
世(羅) 界の(実)果ての、真(帆)ん(里)中で。
となる。