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あんぱんまん

あんぱんまん

あんぱんまんは、やなせたかしが1973年、フレーベル館が発行するキンダーおはなしえほん10月号で発表された絵本作品である。ここでは、キャラクターとしてのアンパンマンではなく、絵本第一作目で元祖でもある『あんぱんまん』として記述する。
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アニメおよびメディアミックス展開されている「それいけ!アンパンマン」と、十二の真珠に掲載された初代アンパンマンについては、それぞれの記事を参照。


概要編集

初めて絵本になった『元祖あんぱんまん』は、キャラデザインこそは今のアンパンマン同様あんぱんをモチーフにしたデザインになったが、下記のあらすじのように中々衝撃的だったりする。


あらすじ

あんぱんまんは困っている人達の味方です。


あんぱんの顔を持ってボロボロなマントをしたヒーローです。


ボロボロな姿でも飢えに苦しむ人がいればその人を救います。


お腹が空いている人達がいればすぐに飛んで行きます。


どうぞ

「僕あんぱんまん!お腹が空いているなら僕の顔をお食べ」




しかし、どんどん餓えている人に食べさせてあげるので





……最後は








とうとう顔が全部無くなっちゃいます。










※あらすじは要約した内容を記載


pixiv百科事典の記事みんなのトラウマに書いてある「アンパンマン」とはこちらの絵本版元祖あんぱんまんの話である。



現在入手は難しいかもしれないが、もっと詳しく話を読みたい人は雑誌時代の原作「あんぱんまん」または絵本第一作目の「あんぱんまん」を読むことをオススメする。


上の文章より更に詳しく内容を知ることが出来るだろう。


あらすじからでもわかるように、あんぱんまんは貧困(空腹)に苦しむ人々を助けるという内容であり、未就学児には難解な内容で、編集部や批評家、幼稚園の先生などから酷評されてしまい、『やさしいライオン』や『チリンのすず』のような作風を求めていた。


ところがこの本が発表された後、子供たちの間で人気を集め、幼稚園や保育園などからの注文が殺到するようになった。読者の中心である子供たちに合わせ、ひらがな表記からカタカナ表記のアンパンマンに変わり、体型も初期作品の8頭身から3頭身へと変わっていていった。


絵本がシリーズを重ねていくに伴い、原作者のやなせたかし氏と親交が深かった、いずみたく氏が主催するミュージカルの公演された。そしてカレーパンマンしょくぱんまんといった仲間や、ばいきんまんなどの敵キャラクターが増えていき、1988年10月3日より日本テレビ系列にて『それいけ!アンパンマン』のタイトルでアニメ化され、キャラクターグッズ展開が行われるなど、現在まで子供だけでなく大人の心をがっちりとつかんだのは言うまでもないだろう。


余談であるが、その後いずみ氏はアニメシリーズの劇伴音楽も担当しており、1992年に逝去後も現在使用されている。


関連イラスト編集

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アンパンマン 初代アンパンマン やなせたかし

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