フィンランド出身の画家(いわゆる「スウェーデン系フィンランド人」)、挿絵画家、風刺漫画家、小説家、童話作家。
『ムーミン』シリーズの生みの親として、日本では知られている。
彫刻家の父、画家の母という芸術一家で、2人いる弟のうちの1人ラルスはコミック版ムーミンの共同執筆者。
第二次世界大戦中は、雑誌「ガルム」誌上において、アドルフ・ヒトラー等を風刺する漫画を発表していた。その風刺の対象から出版社の爆撃などをされたため、戦後は「童話関係を書こう」と思いたち、実行する。なお、デビューの絵から「腹に「SNORKEN」と書いてある」ムーミンのようなものをセルフポートレートのようなものとして絵の脇に描いている。
1945年、ムーミンシリーズの1作目となる『小さなトロールと大きな洪水』を執筆、出版される。
ヘヴィースモーカー。
レズビアンで、グラフィックデザイナーのトゥーリッキ・ピエティラとは生涯のパートナーであり、彼女とムーミンの合作もした。『ムーミン』に登場する「トゥーティッキ(おしゃまさんとかおデブさんの意)」がトゥーリッキをモデルにしたキャラクターである。