概要
赤と白の横縞セーターを着た女性。小説では『ムーミン谷の冬』、『ムーミン谷の仲間たち』(ムーミン一家の元へ姿の見えなくなった女の子ニンニを連れて来る)に登場する。ヤンソン自身によるムーミン・コミックスにも登場し、船の作り方を教えるなど手先の器用なところを披露している。
日本語訳では「おしゃまさん」だったが、「おでぶさん」「トゥティッキ」と表記されたこともある。現在は「トゥーティッキ」に統一されている。ネット上では英語表記(Too-ticky)に影響されたとみられる「トゥーティッキー」なる表記も散見される。
穏やかな性格の一方で、ムーミン一家の水浴び小屋に無断で冬の間だけ住んでいるという自由な一面も(そのことが彼らに知られた時は流石に謝罪していた)。
種族は不明だが冬眠をしないため、冬にしか姿を見せない不思議な生き物たちに詳しい。自分で歌を作って口笛で吹くこともでき、毎年春になると、手まわしオルガンを弾きながら春を告げて回る。
モデルはトゥーリッキ・ピエティラ(Prof Tuulikki Pietilä)という女性。作者トーベ・ヤンソンが長く連れ添ったパートナーである。
アニメ
1972年版
(イラスト右)
第3話「今日は(こんにちは)おしゃまさん」で初登場。ジャコウネズミに勝手に弟子入りをして、木の上からスノークのかつらを吊り上げようとしたり、手回しオルガンをやたらに演奏していたりと自由人なキャラクターが強調されていた。
解説書には男の子と誤植されていたこともある。
楽しいムーミン一家
あまり頻繁には登場しないが、原作『ムーミン谷の仲間たち』と同様に透明人間になってしまった少女ニンニを連れて来る。
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