死屍に鞭打つ

ししにむちうつ

故事成語の一つ。死者の生前の言動を非難すること。

概要

すでに亡くなってしまっている人の生前の行為や言動を非難、糾弾、指弾すること。または死後もなおその人への悪口や攻撃を続けること。

古代中国の春秋戦国時代、父と兄を平王に処刑された楚の伍子胥（ごししょ）が呉へ逃れた後に平王への報復を企てたものの、平王はすでに病没していたため、その墓を掘り返して亡骸に300回鞭を打って積年の恨みを晴らしたという故事にちなむ。

表記揺れ

死者に鞭打つ　屍に鞭打つ　掘墓鞭尸（中国語）

関連タグ

故事成語　ことわざ

死体蹴り…本来の意味は異なるが、同義として使用されることもある語。