CV:鬼頭明里(アニメ版)・小澤亜李(コミックス発売時CM)
概要
元はとあるセレブのお嬢様であったが、11歳の時に地元の妖怪変化達に誘拐され、彼らのトラブルを相談・解決する『知恵の神』になる事を求められ、これを承諾し現人神となる。
妖怪変化達からは『おひいさま』『一つ目一本足のおひいさま』と呼ばれている。
怪異達は基本的にはそれぞれの本能に従って生活しているため、人間のような考え方・合理性等に欠けるところがある為、問題解決の人材を求めていた。
神となるため古事記の久延彦神に擬えて、右目と左足大腿から下を切除されるという。メチャクチャスプラッタな状態となっている(しかも事後承諾)。失った部位は義眼と義足となっており、定期的に通院しているが生活にはさほど支障は無い。
大変小柄なので、20歳目前でも中学生に間違われていることもしばしば。
全国から相談に訪れる怪異達のトラブルを解決し、恋人となった桜川九郎とイチャイチャ(笑)するのが本作の彼女の在り方である。
人物とスタンス
11歳という年齢で甚大なレベルの障害を負ったにも関わらず、すんなり受け入れる辺り、現人神になる前から、結構な精神性をもっていたとは思われる。15歳時に偶然一目惚れした九郎に執着して、常日頃から看護師から情報収集したり、彼が恋人である弓原紗季と別れた時は大喜びし、再会の機会があれば全力で阻止しようとするなど、かなり粘着質かつ俗っぽいところがある。ある一件で九郎の部屋の合鍵を手に入れるやら、関係を持つためにウナギやら何やら手段を選ばず。欲望を我慢しない肉食系である。
一方、真面目モードに入ると凄まじい頭脳を発揮し事件解決に動く。本人の思考能力も他人が戦慄するほど高いが、妖怪や地縛霊から情報収集も行えるミステリーなにそれ美味しいの?的なチート手法を使う事を一切躊躇わない。
琴子の役割は『知恵を出して事態を調整する」であり、怪異絡みの事件は、「妖怪を倒して終わり」など明確な『結果』を出すことが難しく。人間の起こした事件も、「殺人事件のトリックを明かす」はともかく、当事者の内心などは知り得ることではないので、最終的には『関係者が納得できる終わり方を作る』というのが主なスタンス。
時に人間の起こした事件で怪異に関わっても、調停者としての立場からその人間に罪を問う事は無い(その代わりその人間が霊障で苦しんでいても助けはしない)。
ちなみに霊障絡みの事件で実家にアドバイスして、儲け話になったりしているため、セレブの間ではそれなりに有名だったりする。
彼女を敢えて言うなら「冷徹な頭脳と、欲望に忠実な子供っぽさが合わさったような感じ」であろうか(城平京作品ではスパイラル~推理の絆~の鳴海清隆に近い)
身体能力など
義眼・義足の為に制限はあるが50m走を9秒台で走れる。(小学生女子高学年の平均が9秒台くらい)、現人神になったことで常人が触れることの出来ない怪異に触れる為、直接戦闘することもあり、そこそこ高い(頭脳労働担当なので荒事は基本的には九郎に任せるが)
普段は杖を使用しているが、両親が心配して持たせているので無くても別に問題は無い(ちなみに特注品で相当の値段の代物だったり)。
関連タグ
古畑任三郎・・・事件の犯人が最初から察しがついていて、証拠集めなど過程を追っていくなどのスタンスが似ている。