「……世の中の全ての人間が、仲良しこよしになりてェとか思ってンじゃねェぞ」
CV:春野杏
概要
絹旗と同じく『暗闇の五月計画』の被験者となった少女。
学園都市の暗部『新入生』の一人。
浜面を脅したり、能力を使ったりするときなどは一方通行と同じく小さい母音と『ン』がカタカナになる。
年齢は12歳。
常にイルカのビニール人形を持ち歩いている。
初登場時は一方通行や浜面仕上相手に強力な能力を振るい、フレメアを攫った後に残虐に殺そうとするなど、相当な悪役だった。
一方通行と浜面に加えて、駆けつけた上条当麻によって打ちのめされた後は、番外個体のイタズラのメインターゲットとなり、一転、かわいそうな悪役になっている。(詳しくは後述)
能力と機械化
彼女の能力は『窒素爆槍(ボンバーランス)』。大能力者(レベル4)。
絹旗と同じく窒素を操る能力だが、彼女のそれと違うのは『窒素を撃ち出せる』という点。
その威力は強力なもので、人間がまともに食らおうものならひとたまりもない。
そしてさらに凶悪なのは能力だけではなく、彼女自身が『サイボーグ化』されているということ。
正確には自ら望んでしたらしいので、されたではなく『した』かもしれない。
通常、人の手は二つしかないので、この能力で撃ち出せる窒素の槍も同時で二つしかないということになるが、外付けで『腕』を追加することによって、大量に槍を撃ちだせるようになる。
『腕』はイルカ人形の中に格納されており、必要に応じて海鳥の脇腹に外付けされる。
ただし、一方通行たちに敗れてからは『腕』は全て没収されてしまったため、現状彼女はかなり弱体化している。
それでも戦力としては十分すぎるのだが。
そしてこんなことになった
前述のように彼女自身が自らをサイボーグ化させたのはパワーアップが目的だった。
しかし、上条当麻に敗れた後、風呂場で上条に外付けのパーツに『ネコミミ』があるという事実を知られてしまい、こんなことになった。ネコミミはあくまで繊細な音を聞き取るために作られたパーツで、決してやましい意味で作られた訳ではない。
サイボーグ化した上にネコミミがアタッチメントのパーツとして存在したことをネタにした番外個体に『クロにゃん』などと呼ばれて(悪い意味で)可愛がられるように。
最終的に番外個体の弄り方が度を越したせいで泣き出してしまったりと、現状あまりいい扱いを受けていないかわいそうな悪役になっている。
・・・ある意味ではパワーアップと言える。
しかし、ベクトル違いで「強くなる」ではなく「かわいくなった」。
いや、この場合、「かわいそうになった」というべきか。
どっち?