本来は発射される弾丸に回転を加え、ジャイロ効果によって弾道を安定させるために
銃身や砲身内部に施される螺旋状の溝(腔線)を意味するが、
今日に於いては旋条溝が掘られた小銃を指す言葉として用いられ、
腔線や旋条溝そのものを指す場合は「ライフリング」と呼ばれる。
今日銃砲には殆どライフリングが施されているため「ライフル=小銃」といった図式が一般化しているが、散弾銃など滑腔銃身の小銃をライフルと呼ぶのは本来誤用となる。
ただし前述の通り「ライフル=小銃」が一般化しているため、滑腔銃身と判断出来ない物を「ライフル」と呼ぶのは仕方ないことである。
余談では有るが、自動拳銃等の閉鎖機構として多く用いられる
ショートリコイルは、銃身の「ライフリング」に弾薬が喰い込む際の反作用を利用して
薬莢による尾栓閉鎖を解放、排莢・再装填する構造となっている。
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