レトロ(アクおど)
れとろ
レトロとは橙々によるフリーホラーゲーム「アクアリウムは踊らない」に登場するキャラクターである。
軍服に身を包んだ、長髪ジト目なアルビノの長身美女。
作者からも「イケメン」「王子様」と評されるようにかっこいいキャラクターとしてデザインされており、全体が中性的にまとめられている。なお、胸は結構大きい。
普段は露出が少ないため目立たないが、腰や脚などに傷跡が多数存在している。
良くも悪くも堅苦しい性格で、時折戦闘狂としての片鱗を覗かせる一面もある。
武器としてサーベルの様な剣を携帯しており、ただ無闇矢鱈に剣を振り回すのではなく、
対峙した敵を瞬時に見極め、その場で策を講じて実行する行動力と臨機応変さを兼ね備えている。
「初登場」
物語序盤、主人公「スーズ」が豹変した水族館の中を探索している最中に不意を付く形で登場する。
登場の仕方とその独特な世界観も相まって完全に敵として登場し、
スーズが何者なのかについて問い詰めるも、
スーズとの会話中に乱入してきた謎の怪物の介入によってスーズを見失ってしまう。
「スーズとの再会」
その後、謎の怪物を振り切ったレトロは、突如として静かな水族館に響き渡る爆発音を探るべく音の鳴った方へ急行する。
到着すると、そこには爆発を引き起こした張本人である「スーズ」が先程のチョウチンアンコウのような化け物「クリーピー」に襲われそうになっている光景が広がっていた。
スーズが「クリーピー」ではないことに気付いたレトロは咄嗟にスーズを庇う形で乱入する。
当然スーズ視点ではデカい化け物とさっき襲われた戦闘狂(レトロ)の二人に同時に狙われていると勘違いし、警戒していたが
レトロがチョウチンアンコウを自分を守る形で食い止めている状況を鑑みて一旦敵意はないと判断。
正式に仲間となったレトロは、その後スーズによって「大佐」というあだ名が付けられる。
大佐と付けた理由は「なんか軍人っぽいから」という曖昧な回答であったが、その後も度々大佐としていじられることになる。
尚当の本人はそのあだ名に対して最初は嫌がっていたが、徐々にスーズとの関係値を深めていくにつれて
大佐というあだ名にも愛着が湧くようになる。
同作のメインキャラクターの中では構想段階におけるデザインの変化が最も大きく、最初期においては「のじゃロリ系」で、ビジュアルも完成版におけるトイに近いものであった。
名前も初期デザインが古風であったことの名残であり、作者も変更を検討していたものの、悩んだ末に続投を決めたとのこと。