※メインイラストは親記事より流用しました。
またタグは、「Earthbound Beginnings」が正しいです(制約上、空白を詰めています)
待ちに待ち続けたリリース
全世界で愛される『MOTHERシリーズ』。
『Earthbound』(海外版「MOTHER2」)の発売20周年の2015年、ついに第1作・MOTHERのWiiUでのバーチャルコンソール版が日本と欧米でリリースされた。
その海外版の名称が『Earthbound Beginnings』なのである。
そして、その突然の発表に欧米じゅうが騒いたのはいうまでもない。(『ちょっと』どころではない)
(配信開始日は6月14日であり、オリジナルである日本版の配信開始日(6月15日)より1日早い。)
いままで、非公式で未発売のROMイメージが放出されていた(通称として、『Earthbound zero』と名付けられた)のであるが、今回は同一内容でのリリースとなった。
ただし、起動時の画面には『NES(海外版ファミコン)』と日本版の発売年・1989年の表記がなされている。
より詳しい内容を知るには、GoogleやYouTube等で『Earthbound Beginnings』と検索してみるのもよい。
実は・・・
本作以前にGBAで「MOTHER1+2」がリリースされていたのたが、これに収録された『MOTHER』がFC版と異なる点が散見されており、『Earthbound Zero』と呼ばれたバージョンに酷似していた事が話題となった。
ただし、解像度等の関係でGBAに収録にあたってやはり仕様変更されているところもある。
つまり、この海外版は日本で初めて公式として表に出てきた事になる。
『Earthbound Beginnings』の謎
この海外版は「何故『MOTHER』と違いお蔵入りになったのか」「日本には無いエピローグが何故あるのか」「『1+2』でオリジナル版『MOTHER』の代わりにこちらを何故収録したのか」といった疑問が公式で未だに明かされていない。
海外では複雑な背景があった
二作目である『MOTHER2』の北米版『Earthbound(以下EB)』がそれまで唯一公式発売された海外版だったが、発売当時は古臭いグラフィックのRPGとして当初は見向きもされなかったとされている。
しかしこの評価に転機が訪れたのは海外において「スマブラ」が発売された事である。「ネス」が「初代スマブラ」の時点で参戦していた事で海外勢は「一体誰なんだコイツは?」となったらしく、やがて海外では謎のキャラクターだったネスが『EB』の主人公である事が徐々に知られる事となり、原作が再評価されていった背景があったのである。こういったムーブメントを経た結果、やがて何らかの理由でお蔵入りされた「NES版」の存在が海外のファンの手で発掘され、明らかになったというわけである。
外部リンク
Earthbound Beginnings(バーチャルコンソール版紹介ページ・米任天堂)
MOTHER(バーチャルコンソール版紹介ページ・任天堂(日本))
関連タグ
MOTHER(オリジナル)