概要
データ
2015年6月14日に任天堂からWiiUのVCでリリースされたRPGで、正式な表記は『Earthbound Beginnings』。1989年に日本で発売された『MOTHER』の公式海外版で、『EarthBound』(海外版の『MOTHER2 ギーグの逆襲』)の発売から20周年を記念して配信されるようになった。
なお、日本でも同年6月15日からオリジナル版MOTHERがプレイ出来るようになっている。
ちなみにタイトル画面では単に「EARTH BOUND」表記となっており、「O」はMOTHERと同じく地球になっている。コピーライト表記からすると1989/1990になっており、本来は1990年に海外で発売される予定があったとされている。
ゲームシステム
大まかな内容はオリジナル版と殆ど変わらないが、ローカライズによる事情から一部のグラフィックや演出に変更が見られる。
仕様 | オリジナル版 | 海外版 |
---|---|---|
ダッシュ機能 | 無し | あり |
にくいカラスのタバコ | あり | 無し |
フライングマンの墓 | 十字架 | 墓石 |
8つ目のメロディの覚え方 | 7つ入手後のイベント | 『ホーリーマウンテン』の頂上にあるXX石 |
ED後のエピローグ | 無し | あり |
スタッフロールのBGM | Eight Melodies | 遊覧飛行 |
ニンテンのパパ | 未登場 | ラストに後ろ姿のみで登場 |
余談
- 実は、元々海外では既に元々未発売になった本作のNES版のROMデータが非公式で流出しており、ファンの間では『Earthbound Zero』という名称で知られていた。
- ただし、現地ではシリーズ内で先に海外版が出た『EarthBound』も当初はあまり売れなかった為、暫くは知名度が低い状態が続いていた。
- しかし、1999年に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ』でネスが隠しファイターとして参戦した事から海外でも同作が再評価され、同時にその流れで本作を知るプレイヤーが増え始めていった。
- なお、2003年に『MOTHER1+2』として収録された『MOTHER』は、厳密には本作を翻訳しGBAへの最適化を済ませた移植版となっている。ただし、全く同じというわけではなく異なる点が見受けられる(フォント・一部BGMが異なる)。
関連動画
『Earthbound Beginnings: A Message from Mr. Itoi』
『Earthbound Beginnings E3 2015 Trailer』