持ち主は砕蜂
もしかして:スズメバチ
能力
始解
解号は「尽敵螫殺『雀蜂』(じんてきしゃくせつ『〜』)」
解放前の状態でも他の斬魄刀に比べて短く、能力解放と共に右手中指に付けるアーマーリング状の刃に変化する。
能力は最初の一撃で標的の身体に刻まれる死の刻印「蜂紋華(ほうもんか)」にもう一度攻撃を加えることで必ず相手を死に至らしめる「弐撃決殺(にげきけっさつ)」。
外面の所に二回攻撃を加えてもいいが、そうせずとも砕蜂の技術により前後左右からでも臓器を狙い撃ちすることで二撃とすることができる。
二撃を加えられた相手は蜂紋華に包まれるように消滅する。
砕蜂はこの臓器を狙った二撃によって破面のジオ=ヴェガを葬っている。
ただし、必ず死に至らしめるとはいえ、霊圧のぶつかり合いである死神同士の戦いであるが故に霊圧の違いすぎる相手には決殺とはならず、藍染惣右介はこの能力を霊圧で抑え込んでいる。
卍解
能力解放と共に砕蜂の右腕にハチの下腹部を模したような照準器付きの砲台が装備され、そこから金色の蜂の針状の砲弾をミサイルのように放つ。
姿が巨大で重すぎて動く事もままならないため、砕蜂自身は隠密機動の矜持に反するとしてあまり使用を好んでいない。一発による破壊力は本人曰く「暗殺と呼ぶには派手すぎる」ほど高く、着弾点に巨大な爆風を撒き散らすため、暗殺よりも殲滅戦に向いている。
ただし連続での使用は体力の消耗が激しいため、三日に一発が限度。
また砕蜂自身も反動で吹き飛ばされるため、バラガンとの戦いでは鎧の下地に使う鋼鉄の帯「銀条反」を自身とビルに巻いて使用していた。
しかし、実際に使用した際には、爆風によってその銀条反も千切れ、更に吹き飛んだ砕蜂を庇おうとした大前田もろともビル壁面にめり込む程の威力を発揮している。
なお、バラガンとの戦いではこの卍解を二度使用している(一度目は前述、2度目はバラガンを有昭田鉢玄の結界内に閉じ込めた状態で炸裂させた)が、いずれも決定打とはなっていない。
斬魄刀異聞篇
CV:辻あゆみ
二つ結びの髪で右腕は始解時の『雀蜂』の形状となっている。クールな砕蜂とは対照的に明るく、ファッションの事にも関心を示す女の子らしい性格。
スピードは砕蜂と同等だが、とてつもなく小柄な体躯故に小回りが利くという利点から、砕蜂を上回る素早い動きを可能としている。砕蜂が夜一を信奉していることを快く思っておらず、砕蜂を腐らせた元凶だとして夜一を罵った。始解状態の能力で戦う。
スピードと自身の能力により砕蜂を追いつめたが、弐撃目を決めようとした瞬間、瞬閧を織り交ぜた打撃をくらい屈服した。
それでも、夜一に対する考えは変わっておらず「死神図鑑」では砕蜂に「あんな女のどこがいいのよ」と言っている。