ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

愛宕太郎坊の編集履歴

2020-04-20 21:34:15 バージョン

愛宕太郎坊

あたごたろうぼう

愛宕太郎坊とは「日本八天狗」に数えられる大天狗である。

概要

日本八天狗の一。愛宕山太郎坊栄術太郎とも。単に「太郎坊」と呼ばれることも多い。日本全国の天狗を取りまとめる惣領ともされる。愛宕山を拠点とする大天狗であり、ここに由来する愛宕権現信仰に絡む形で信仰の対象となっている。

『天狗経』に説かれる四十八天狗の一人でもある。ちなみに、同じく四十八天狗の一人である富士山陀羅尼坊は「富士山太郎坊(冨士太郎)」という別名もある。

現在の京都の愛宕山では「愛宕太郎坊」表記の看板が立てられている。


に騎乗し、錫杖を持つ鳥面の天狗として描写される。この姿は愛宕権現の本地である勝軍地蔵にも似ている。

愛宕権現は勝軍地蔵と同じ姿でも描写され、白馬のほかに猪に騎乗する例がある。

愛宕権現(勝軍地蔵)には翼がなく、人間の顔をしており、愛宕太郎坊天狗との区別は容易である。


『今昔物語』では天竺(インド)の天狗の代表である日羅、中国の天狗の代表である是界と共に役小角の前に現れている。


愛宕神社の奥の院にあたる「若宮」に祀られ、若宮太郎坊権現とも呼ばれた。愛宕権現を伊弉冊と同体とする説をとなえる「愛宕山両社 太々百味略縁起」では太郎坊は軻遇突智と同体とされ、本地仏は阿弥陀如来としている。


表記

  • 若宮太郎坊大権現(愛宕山両社 太々百味略縁起)
  • 栄術太郎(雲陽誌)

関連タグ

秋葉山三尺坊:火伏の神社と関係のある天狗。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました