概要
博物館の一種。
海や河川・湖沼などの水中や水辺で生活するさまざまな動植物を飼育してその生態を研究し、また人々に展示して教育と娯楽を提供する施設。
単独で存在する水族館以外に、動物園や総合自然科学博物館、遊園地内の施設として併設されている場合もあり、運営法人も民間企業や自治体、私立大学など多岐に渡る。
イルカやアシカ、ペンギンなどの海棲哺乳類と鳥類による曲芸ショーを行う施設も多いが、これは決して単に娯楽としての見せ物だけでなくその生物の身体能力や知性の展示という側面もある。
水族館によっては完全な陸生の鳥類や哺乳類、タランチュラや甲虫類と言った陸生節足動物を飼育しているパターンもあり、これは前者は主にアマゾン川の自然環境に生息する動物として、後者は節足動物の進化過程としての展示である事が多い。
近年は敷地内に釣り堀を設けて魚を放流し、客が貸竿で釣った魚をスタッフがその場で調理するという食育サービスも行う施設も見かけるようになった。魚種は養殖化されていて調達しやすく取扱面で安全などの理由でマアジやギンザケが多く、すぐに開きや三枚おろしにして調理しやすく衛生面でも安全という事で揚げ物にされる事が多い。