cv:伊瀬茉莉也
概要
ウルダハの「現女王」。ウル王朝の若き女王で、ウルダハ第17代国王に当たるものの、実権は「砂蠍衆」に握られている。21歳。
幼い頃に両親を不慮の事故で亡くしており、その際に国王の座を継いでいる。(暗殺ともいわれるが定かではい。本人も藪蛇になることを恐れて深く追求しないこととしている。)
「不滅隊」の最高司令官であるラウバーンとはまだ彼が闘士だった頃、彼女が14歳のころにコロシアムで出会い、以後は互いに絶対な信頼を寄せている。
人物
女王とは思えないほど自由奔放であり、たびたび某家のお嬢様「リリラ」としてお忍びで外出することがある。
ウルダハの民を想う気持ちは誰よりも強いが、政治経験が浅く、経済にも疎いことから良くも悪くも人情を優先する傾向にあり、国の経済的な繁栄を求める共和派からは良く思われていない。
ナナモ自身も政治手腕の不足は痛感しており、王でありながら王党派と共和派の争いを鎮めることが出来ない自身の権力基盤の弱さや、それをどうにも出来ない自身の弱さをもどかしく思っている。
深まり続ける両者の溝に限界を感じたナナモは、ついに王政を廃止し、共和制に移行することを民に向けて宣言しようとするのだが…
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メインクエストのネタバレ
共和制への移行を決意したナナモは、エオルゼアの英雄である光の戦士を自室に招き、この事を相談する。しかし話の最中に飲み物を口にした途端、突如として苦しみだし、そのまま倒れてしまう。
ナナモの口にした飲み物には毒物が混入されており、光の戦士は女王暗殺の犯人として捕らえられ、協力者である暁の血盟やラウバーンまでもが共犯者として疑われてしまう。
実はこの一連の流れはナナモを傀儡として操っていたが、いらぬ自立心が芽生え始めた彼女を疎ましく思っていた砂蠍衆のテレジ・アデレジの策略であった。だが彼はナナモの死に加えて死者を侮辱する言動に対し怒り狂ったラウバーンに殺害されてしまう。光の戦士たちも濡れ衣で捕えられる前にその場を逃亡する。
その後、ナナモ暗殺の真相を探っていた先で、ナナモが実は生きていたことが発覚する。
テレジの暗殺計画は同じく砂蠍衆の重鎮であるロロリトによってさらに利用されており、テレジ失脚を狙って彼の指示で毒物が致死毒ではなく昏睡毒に差し替えられていたのであった。
ロロリトから解毒薬が提供されたことで意識を取り戻したナナモは再び王としての責務に戻ることになるが、依然として国内の問題を解決できず、さらに情勢悪化の影響で自らが決意していた共和制への移行も不可能になり、歯がゆさを覚える。
それを乗り越えるべく、ウルダハで最も身近な問題になっていたアラミゴ難民の支援を、砂蠍衆のゴッドベルト、そして自分を利用したロロリトからも協力を得て推し進め、次第に王としての政治力を付けていく。
同時に、ナナモへの忠誠とアラミゴへの帰還の間で板挟みとなっていたラウバーンを砂蠍衆から解任し、アラミゴへ送り出した。
以降は一国の王としての威厳が出始め、ガレマール帝国皇帝のヴァリスに対しても痛烈な意見を述べている。