カードテキスト
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
手札のモンスター1体を墓地へ送る事で、
自分または相手の墓地のレベル4以下の
アンデット族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
概要
下級アタッカーとしては悪くない攻撃力と、悪夢再び・カメンレオンなどのサポートの恩恵を受けられる守備力、条件を満たせば自分あるいは相手の下級アンデット蘇生ができる効果などを持つ、優秀なモンスター。
蘇生効果に必要な経費は、手札のモンスター一枚と少々厳しく見えるが、馬頭鬼やゾンビキャリア、タスケルトンなどといった、墓地で真価を発揮するモンスターを活かすための布石になることもある。
かつては、その高い展開能力と単体でもそれなりに戦えるステータスで、シンクロ全盛期で猛威をふるい、当時の環境上位陣とも善戦した。
もっとも、無差別除外や特殊召喚メタなど、このカード単体では攻略しがたいものもあるため、このカードが登場した時期か十年以上経過した今日では、強すぎず弱すぎずの位置に落ち着いている。
イラストの人気も悪くないようで、pixivでは他のアンデット族とともに描かれた
イラスト作品などが時折投稿されている。
初代遊戯王の『ゾンビマスター』
実は東映版アニメ『遊戯王』にも『ゾンビマスター』(区切り点がない)というモンスターが存在していた。その容姿はピエロキャップを被った仙人のような魔導師であり、「召喚されたターンに墓地のモンスターを3体蘇生させ、合体して無敵になる」という効果だった。劇中では「大門」という名の海馬家執事が使用し、ゲーム四天王の4人目として闇遊戯と激戦を繰り広げるが、最後は死者蘇生を使用してゾンビマスターが復活させた妖精オルフェイリアを蘇生し、ゾンビマスターの効果が無効化され、オルフェイリアに蘇生されたモンスター共々撃破された。