始めよう…この宇宙の再生を。
概要
CV:川澄綾子
モンストアニメセカンドシーズンより登場した、セミロングの髪にプロテクターのついた衣装をまとった女性型のモンスター。
初登場はセカンドシーズン第8話からで、斑目グループの社長である斑目穣の協力者という立場で登場。
お台場に現れた野良モンスターのクラーケンを一撃で倒し、摩利支天戦では属性が不利にもかかわらず大立ち回りを演じるなど、見た目からは想像できない戦闘力の持ち主。
一方で、ツクヨミの暴走を静観するなど、今一つその行動が読めない所があった。
何らかの目的のために赤い月の解放者と呼ばれる人物を探していたようだが、物語が進む中でその人物としてマナを見出した。
セカンドシーズン後半『消えゆく宇宙編』において、彼女の正体と真の目的が語られる。
彼女の正体は遥かな未来から一切衆生を救うために現れた存在であり、その目的とは、モンスター世界と人間界の衝突によって全宇宙が崩壊する可能性を止めるために、人間の存在する宇宙を抹消すること。
その手段として彼女は、創世の神が遺した宇宙の完全消去装置である赤い月を発動させようとしており、そのためにエナジーポイントを解放する斑目に協力していた。
当初は赤い月の発動にエナジーポイントからエネルギーを取り込んだ斑目を使おうとしていたが、不完全だったために発動には至らず、特殊な出生を持つマナに目をつける。
レン達はミロクの目的を止めようとするが、龍馬、神威、デッドラビッツ、ワルプルギスの4体がかりを物ともせず、マナを連れ去っていった。
その後は、再生の塔最上部の赤い月の祭壇でマナを使い赤い月を発動させようとする。
さらには黄泉を呼び出して地上の邪魔者を蹴散らす。
全ての障害を突破してきたレンを守る龍馬も圧倒し、もはや止める者はいないかと思われたが、最後まで諦めなかったレンの呼びかけによってマナがモンスターとしての力を覚醒。マナとの死闘の果てに敗れた。
彼女の原動力は、人の魂が悲しみを生み続けることを憂い、その連鎖を消し去りたいというものだった。
だが、マナが人々の想いを集めて赤い月を止めたことで、世界が滅びることなく繁栄する可能性を見出し、満足げに消えていった。
ゲーム版では
汎用性の進化か、火属性特化型の神化で選ぶことになる。
進化についてはギミックのダメージウォールとワープに対応しており、多くのクエストに連れていくことが可能。
高威力の友情コンボである電撃をアビリティの効果で2度放つことができる。SSは乱打+トライブパルスという今までになかった組み合わせとなっている。
神化については一言でまとめるならアルカディア絶対殺すマン。対応ギミックはブロックのみ、ギミックを無効化して動けるSSも12ターンと少々長めなため、汎用性はお世辞にも高いとは言い難いが、アルカディアに限っては全ての要素がガッチリ噛み合い、それまでのアルカディアの難易度を崩壊させた。
新友情コンボの防御ダウンブラストが搭載された。小爆発の範囲で敵の防御力をダウンさせるもので、防御力アップ中の相手に使えば、防御力アップの効果を解除することもできる。
進化・神化・獣神化比較
- 通常進化「宇宙の救済者 ミロク」
種族 | 神 |
---|---|
タイプ | バランス |
ボール | 反射 |
アビリティ | アンチダメージウォール / 友情コンボ×2 |
ゲージショット | アンチワープ |
ラックスキル | シールド |
友情コンボ | 電撃 |
SS | 〈竜華転法輪〉ふれた最初の敵を乱打し、トライブパルスで追い討ち |
- 神化合体「慈悲より生まれし者 ミロク」
種族 | 神 |
---|---|
タイプ | バランス |
ボール | 反射 |
アビリティ | アンチブロック / 火属性耐性 |
ゲージショット | 火属性キラー / 回復 |
ラックスキル | ガイド |
友情コンボ | 防御ダウンブラスト / プラズマ |
SS | 〈慈尊の光〉貫通タイプで敵を貫く&DW、バリア、ワープ、地雷が無効 |
- 獣神化「目覚めし衆生の救済者 ミロク」
種族 | 神 |
---|---|
タイプ | バランス |
ボール | 反射 |
アビリティ | アンチブロック / 火属性耐性 / 友情コンボ×2 |
ゲージショット | 飛行 / 火属性キラー / 回復 |
ラックスキル | ガイド |
友情コンボ | 超強電撃 / 超防御ダウンブラスト |
SS | 〈二律法輪・救世ノ護光〉貫通タイプで敵を貫く&DW、バリア、ワープ、地雷が無効 |
バックストーリー
性格 | 大きく感情を見せないが、冷徹な一面も持つ(進化前、進化後) / 慈悲深く穏やか(神化後、獣神化) |
---|---|
性別 | 女 |
誕生日 | 56億7000万年先の未来 |
好きなもの | 生まれ故郷、平和(進化前、進化後) / この世に生を成す者たち(神化後、獣神化) |
苦手なもの | 己の目的を妨げるもの |
※XFLAG DICTIONARYより
遥か未来の世界に、この世の一切衆生を救うために現れるという存在。
- 進化前は自身の目的を阻む者を排除するため、己の力を送ることで梵字が浮かぶ剣を構えた姿。
- 進化後は仮初の姿を捨て、本来の力を解放した姿。滅びという名の救済を成すべく展開した巨大なヴァジュラの手中には、この宇宙全てを飲み込むための新たな宇宙空間が広がっている。
- 神化後は滅びと異なる別の道の救済を見出したミロクの“もしも”の姿。その手に結んだ印相からは、生ある者すべてに向けた救済の光が放たれゆく。
- 獣神化後はママナとの戦いを経て慈愛の心を学び、人間は悲しみを生み続ける存在だが、それを自ら乗り越えていく強さと可能性を持っていることを悟り、人間の可能性と未来を信じ、その手助けをしていくことを決意したうえで、長い修行の末に蓮の花より復活を果たし再びこの世に降誕した姿。新たな力を得たミロクが手にする二振りの剣には、「人の未来を信じる決意」と「自らの過去の過ちを背負う覚悟」を宿している。
余談
- アニメ版ミロクの初期設定では長髪でロングコート、服の下は赤い幾何学模様の入ったスキンスーツというものだった。のちに戦士としての側面を強調するために、プロテクターがついた今の姿となっている。
- 神化後のイラストにある3つの宝玉は龍華三会という説法を具現化したもの、イラストの左右にある2本の樹木は生命流転を表す沙羅双樹など、神化後のイラストは慈悲の仏である弥勒菩薩を強く意識したデザインとなっている。