「隠された神の秘密、見つけられるかな!?」
概要
モンスターストライクに登場する、通算6体目の爆絶モンスター。
遥けき電影の樂天地
アヴァロン、ニライカナイ、シャンバラ、エデン、黄泉に続く6体目の爆絶クエスト。
このクエストではハートが出現しない。回復手段はアビリティ『回復』と、雑魚を倒した時に発生するヒーリングウォールのみ。
また、弱点倍率が通常の25倍かかっている。
対策すべきギミックはブロックのみ。
初降臨時
黄泉の実装により、1周目の爆絶モンスターも全属性が揃うこととなった。だが間も無くして、2周目の爆絶クエストの実装、そしてその1体目としてこのアルカディアが降臨することが発表された。来たる初降臨日は2016年11月25日。果たしてどのようなクエストになるのか、ユーザーの注目を集めていた。
……そしてその実態は、初降臨時のエデンを彷彿とさせるモンスト史上最難関のクエストの1つであった。
まず第一に、対策すべきギミックはブロックのみではあるものの、雑魚もボスも弱点部位をブロックに覆われている場合が多い上に、敵のHPが弱点倍率25倍の前提で設定された超高HPである(ボスのHPに至ってはゲージ1本あたり約5500~6500万)ために、安定攻略の為には水属性のAB持ち4体が必須である。おまけに、壁際で雑魚の隙間に挟まる場合も多いため、反射優遇である事は確かである。
だが、これは高難易度の原因のほんの一部に過ぎない。本当に凶悪なのは、火ハトホル・アルカディアが放つ速度ダウン、イフリート・ボス1・ボス3のアルカディアが放つ火柱センサー、当然の如くこちらのHPを4万~6万程持っていくボスのホーミングや雑魚の白爆発……など、鬼畜要素を挙げていてはキリが無いほど。
まず、速度ダウンに対応しつつボスの攻撃を耐えきるためには、バフォメット状の火の玉のモンスターを壁際に挟まって撃破し、速度up床とHWの展開をする必要がある。これらを使用しない限り、他の雑魚の処理はおろか、ボスへの攻撃や回復すらままならない。
そして、このクエストを語るに欠かせない火柱は、雑魚のイフリート、ボスのアルカディアが放つ。展開後カウントダウンが始まり0になるとマーク上のキャラにダメージを与えるのだが、ダメージの量が30000×怒り状態補正と何やらおかしいことになっている。確率で麻痺のオマケ付きで。2体同時に踏みボスのホーミングが飛んできて死ぬ、3体同時に踏んで死ぬ、ボスが怒り状態で展開したものを2体同時に踏んで死ぬ、など。一見して有利な状況でも一瞬でこちらの敗北に繋がりかねない危険という言葉すら生温いものである。
……ここまでで察しのいい方及び経験豊富なストライカーなら分かるだろうが、このクエストの難易度を引き上げている最大の問題は、速度up床によって配置が困難を極める中、雑魚を的確に処理し、火柱を避け続けなければならない点である。
そしてこれも当然の如く初降臨時は適正キャラが狭かった。水属性、ABといった条件を満たす☆6反射キャラは、フリーズ(進化)、アトランティス(進化)、佐々木小次郎(進化)、バアル(進化)ゴルディバルディ(神化)、始皇帝(神化)、コラボガチャ限定の浦飯幽助、キャプテンアメリカのみであった。なんかこの展開以前もあったような……。
上記の理由により、当然のように降臨当初は最難関クエとして存在していた。
適正キャラの増加
その後例の如く多くの適正キャラが実装された。
- 神キラーELとABを持ち合わせ、乱打回復SSを持つオズ←これにより中ボス・ラストゲージに出てくる火ハトホルをワンパン可
- 進化は状態異常回復アビリティと弱点特攻SS、神化は砲撃型で強力な友情コンボ、SSが遅延SSのグィネヴィア
- ABこそ持たないがSSでブロックを無効化し、貫通ヒットストップで無理矢理ワンパンできる可能性のあるランスロット
- 火属性耐性で劇的に耐久を上げられるアテナの獣神化
- 貫通変化→壁に当たると反射に戻るマモンSS+弱点キラーのウルズ
- 大号令SSで強引に雑魚処理ができる蓬莱(尤も彼女のクエストもアルカディアに匹敵する最難関クエストではあるが)
など、初降臨時よりは安定攻略への水準は低くなっている。だが、このクエストにおいて最も大事なのは、適正キャラを連れていくことよりも、正確に雑魚の当たり判定を見極め処理して一刻も早くボスとの戦いに専念できる状況を作るプレイヤースキル(と火柱に当たらない運)であるため、エデンのように「サタンを連れていけば何とかなる」といった類のクエストではない。現環境においても安定して攻略するのは相応のトップユーザーでないと難しいと考えられていた。
そして……
長らく最難関クエストに君臨していたこのクエストも、ついに最難関の看板を降ろす時がやってくる。それが激獣神祭におけるミロクの登場である。
アンチブロックと火属性耐性、ゲージショットで火属性キラーに回復と、隙のないアビリティ。弱点への攻撃が非常に有効なこのクエストで間違いなく最適性と言える自強化+貫通変化のSSと、やり過ぎと言えるほどにこのクエストへの適性を持っていた。
情報公開時点でやばいと思われていたが、始まっていれば予想通りに大暴れを起こし、これまでの難易度を崩壊させた。ミロクがいること限定だが、必要な攻撃パターンや位置の把握など必要ではあるが、逆にそれさえ押さえてしまえば安定した攻略は可能であるクエストになったと言って良いだろう。 ……やはり覚えがあるなこの展開。
性能
- 神化合体「赫き電影 アルカディア」
HP | 攻撃力 | スピード | |
極 | 18984 | 15233 | 254.53 |
最大値 | 23184 | 22683 | 383.73 |
種族 | ユニバース |
---|---|
タイプ | バランス |
ボール | 反射 |
アビリティ | マインスイーパーM |
ゲージショット | アンチワープ |
友情コンボ | トライブパルス/反射分裂弾 |
SS | 〈エト・イン・アルカディア・エゴ〉4人に分身して、駆け回る |
地雷とワープに対応しており、汎用性が高い。ユニバース族。
新友情コンボのドライブパルスは、最も近い敵に弾を放ち、命中した敵と同種族の敵全てにダメージを与えるというもの。電撃の友情コンボに似ているが、射程距離の限界やダメージの減衰がないのが特徴。要するに必中。
ストライクショットは、ハクアと同じ分身SS。
大黒天、マグ・メルのクエストにおいては降臨キャラでは最適性。だが、マグ・メルにおいては中ボスのウラヌスのキラー対象のため複数積みだと中ボス面が苦しくなる。また、覇者の23階、39階でも戦える。他を貫通タイプで固めればクシナダ零においても十分適正枠に入る。
以上のように、爆絶キャラに相応しい高いスペックを持つキャラクターである。以前は最適性と呼べるクエストが少なかったのが課題となっていたが、マグ・メルの実装によってそれも解決した。酷似したアビリティを持つワルプルギスの実装によって、今後の活躍も十分に期待できる。
この上で強いて弱点を挙げるならば、わくわくの実による同族強化が難しい程度。弱点らしい弱点が見当たらない隙のないモンスターであるといえる。
神化素材
いずれもラックを3にする必要がある。
余談
- 神化前のイラストは、ゲーセン好きの男子高校生がスマホに封じ込められたアルカディアの力を解放するシーン。ボスキャラということで、対戦相手はプレイヤーを想定しているとの事。
- 神化後は、彼が遊んでいるゲームの世界(SF系のシューティング)が飛び出しているシーン。彼自身もそのゲームの主人公の衣装に代わっている。
- アルカディアの名の由来はギリシャに伝わる理想郷だが、英語ではゲーマーのことも指すという。日本にも同名のアーケードゲーム雑誌が存在する。また、属性違いのハトホルやヤギ頭のモンスターが出てくるのは、アルカディアにはヤギの角と下半身を持った「パーン」という神がいたためだと言う。
- モンスターマガジンで明かされたステージコンセプトは「弱点を多く殴る」。ガーゴイルが2体離れて登場するのは、敵や壁に挟まるゲームではないという事を強調するためとの事。
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