佐々木敦子(はめふら)
ささきあつこ
概要
本作の主人公カタリナ・クラエスの前世である女子高校生(通称・野猿)の親友だった少女。主にカタリナの前世の回想シーンに登場する。野猿からは「あっちゃん」と呼ばれている。
アニメ版のオープニングにおいては『完全攻略本 大技森』なる本を持って登場。
オープニングソングのセリフ(リズム)パートを語っているかのごとき演出がなされている。
コミカライズ版に準拠した外見だが、髪の色は茶色に変更されている。
人物像
中学一年の休み時間、校庭の木の下を通りがかったら、よりによってその木にて木登りをして落ちた野猿に下敷きにされて以降の付き合いで、彼女と出会うまではオタクゆえの内向的な性格が災いしてぼっちであった。野猿と知り合って彼女に好かれて構われ続けていくうち「野猿のお世話焼き」としてクラスのポジションが確定し、ぼっちから脱却できた。
根っからの野生児であった野猿に対して漫画・アニメ・乙女ゲームなどのオタ趣味を吹き込んだ張本人だが、その事によって野猿が大人しくなり知恵(常識)も多少ついた事から、野猿の両親から「猿を人間にしてくれてありがとう」と泣いて感謝される。高校受験においても必死に野猿を支えて彼女を志望校合格へと導いた。当然『FORTUNE・LOVER』も完全攻略しており、隠れ攻略キャラの存在にも至っていたりする。
野猿の突然の死に対して、友の葬式を終えてなお現実感を失い意識が乖離していたが、彼女がメッセージアプリに遺していた「腹黒ドS王子が攻略できない~」の言葉に感情と現実感を蘇らせて号泣。のち野猿の分まで日々を生き抜くことを誓う。そして「もしも生まれ変われるのならば、もう一度あの子と出会い友達になりたい、もう一度、あの子と共に日々を生きたい」と強く強く願うようになる。
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以下、第一部のネタバレにつき閲覧注意!!
実はソフィア・アスカルトの前世であり、彼女が見ている悪夢の記憶の根元。
ソフィアの悪夢の正体は「親友を事故で喪った敦子の慟哭の記憶」であり、それゆえに「二度と親友を失ってはいけない」という意味で夢に見ているのだが、ソフィアの項目にもある通り、ソフィアの目が覚めた時には忘れている。
前世の記憶がそのまま人格に現れているカタリナとは異なり、ソフィア自身に敦子の記憶はなく、一種の憑依的な状況による二重人格状態にある。敦子の人格は普段はソフィアの中の根幹のメモリーとして潜んでおり、カタリナの正体(前世)がかつての親友である事にも気付いている。
また、敦子と本編におけるソフィアには以下のような共通点がある。
- 野猿(カタリナ)が木の上から落ちてきたことで出会う(敦子の場合は下敷きになっている)
- 野猿(カタリナ)と共通の趣味で意気投合する
- ぼっちだったが、野猿(カタリナ)との出会いで彼女を通じて他の人間とも親しくなる
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