概要
大きさ60センチくらいの魚で、ヒレを大きく広げることができるベンテンウオやリュウグウノヒメの仲間。ただしこの魚は彼らのようなご立派なヒレは持っていない。
適応力が強いのか北太平洋の亜熱帯から亜寒帯まで広く分布し、日本でも北は北海道南は沖縄まで全国的にみられる。夜行性らしく昼間は400メートル程度の辺りにいるが、夜になると浅瀬に浮上する。
なおこの魚は別名を「エチオピア」というのだが、そのエチオピア(アフリカ東部)はインド洋に面するためシマガツオは分布しない。
じゃあなんでエチオピアかというと、この魚が豊漁だった年にエチオピアとの国交が盛んになり、エチオピア皇太子と日本人女性のロマンスも生まれたのでそれにちなんだからだとか。
なおシマガツオという名前は「シマ」が南の地域を、カツオはその南の地域に分布する「マナガツオ」を指すからとされ、南の地域で漁獲されるマナガツオに似た魚、それでシマガツオだそうな。
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