リュウグウノヒメ

りゅうぐうのひめ

スズキ目シマガツオ科リュウグウノヒメ属の深海魚。リュウグウノツカイとは関係ない。

概要

大きさ40～50センチくらいの深海魚。

敵に出会うとヒレを大きく広げて威嚇する習性で有名な魚「ベンテンウオ」に近い仲間で、リュウグウノヒメもやはり背びれと尻びれを大きく広げることができる。

　

「竜宮の姫」なんて名前なのでいかにも乙姫のような気品ある女性が思い浮かぶネーミングだが、とりあえず見た目は少々ギャップのある魚というくらいで姫っぽさはなく、けっこう地味な魚。

またシマガツオは食用になる（ベンテンウオも火を通せばそれなり）が、リュウグウノヒメは食用にしないという。

　

深海魚としては浅瀬の方に住み、沖合いの水深200～400メートル程度の辺りにいる。分布圏はインド洋から太平洋、東北から南の日本各地。

関連記事

深海魚

　

ベンテンウオ　シマガツオ

　

ヒレが目立つ魚たち

バショウカジキ

ミズウオ　リュウグウノツカイ　フリソデウオ　エクセリア（絶滅種）

など

　

リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ→「竜宮の乙姫の元結いの切り外し」。海草の一種。