概要
原作は、エドガー・ライス・バローズの小説『ターザン・シリーズ』。
ストーリー
親が海上で事故に遭いアフリカの密林のジャングルに残されていた赤ん坊。その赤ん坊を助けた雌ゴリラ、カーラはその子をターザンと名づけ、大切に育てる。ターザンがゴリラと人間という容姿や能力の違いから、仲間から孤立し傷ついていてもカーラは励まし続けた。
ターザンはお調子者のゴリラのタークや、心配性の象のタントーと仲良くなり、ジャングルで生き残る術を身につけながら成長する。たくましくなり、大人になったターザンは凶暴なヒョウのサボーを倒すまでに成長した。
そんな中、ジャングルに鋭い銃声が響き渡る。ターザンは初めて自分と同じ「人間」の女性、ジェーンと出会い、自分の知らない新しい世界がある事を知る。
登場キャラクター
ターザン CV:金城武
人間の子供。生まれて間もなく豹のサボーに両親を殺され、カーラに命を救われる。カーチャックに認められず寂しい想いをしながらも、カーラの愛情を受け、たくましく運動神経抜群な青年に成長する。ジャングルで初めて見つけた人間、ジェーンに興味を持つ。
ジェーン・ポーター CV:すずきまゆみ
父、ポーター教授と共にジャングルへゴリラの研究に同行してきたひょうきんな娘。ジャングルでサルの群れに襲われ、危ないところをターザンに救われる。野生的でまっすぐな彼に次第に惹かれていく。
カーラ CV:藤田淑子
ターザンを育てたメスゴリラ。ターザンの良き理解者であり、育ての母。かつて夫であるカーチャックとの間に生まれた子供をサボーに殺され、子供を失った傷心の中、赤ん坊の泣き声を聞きつけて見つけたツリーハウスで泣き叫んでいた生まれて間もないターザンと出会い、身を挺してサボーから守り抜き、子供を失った悲しみを乗り越えていく。
ポーター教授 CV:大木民夫
陽気で茶目っ気たっぷりの探検家でジェーンの父親。その人柄からか動物達にも自然に馴染める。娘想いの好々爺。本名はアルキメデス・ポーター。
クレイトン CV:銀河万丈
ポーター教授の旅に同行してきたハンター。生粋のハンティングマニアで、動物や自然に対する情は一切持ち合わせていない。教授のボディガードで、憎めないところがあるが不可解な行動が多い。
カーチャック CV:内海賢二
ジャングルのゴリラの群れのリーダーで、カーラの夫。カーラとの子供をサボーに殺された過去がある。人間のターザンを息子となかなか認めようとしない。
ターク CV:土居裕子
ターザンの親友のメスゴリラ。幼い頃は人間のターザンをからかい、仲間外れにしていたが仲間想いでまっすぐなターザンの行動に考えを改める。若いゴリラ達のリーダー的な存在。
タントー CV:玄田哲章
ターザンの親友の象。体は大きいが臆病者で、「ピラニアに襲われるから」という理由で水を怖がる。ターザンと共に過ごして行く中で勇敢に成長していく。
サボー
ターザンの両親及びカーラとカーチャックの子供を喰い殺した獰猛な豹。冷酷かつ狡猾なジャングルのハンター。ターザンにとっては、越えるべき壁として立ちはだかる。
ターザンの両親
ターザンの実の父親と母親。ターザンが生まれて間もない頃に嵐で炎上した船から降り、身を挺して息子を守った。ジャングルに漂着した後、二人でターザンが気に入ったとある大木に家を建て、家族一緒に暮らしていたが、幼いターザンを残したまま、サボーに喰い殺されてしまった。
カーチャックとカーラの子供
カーチャックとカーラの子ゴリラ。カーチャックとカーラに育てられていたが、サボーと遭遇し、非情にも両親の目の前で喰い殺されてしまった。
関連作品
ターザン・シリーズ…エドガー・ライス・バローズによる原作小説群。