概要
『鬼滅の刃』の登場人物、不死川実弥と不死川玄弥の家族を指すグループタグ。
元々は両親と子供7人の大家族だったが、物語開始前に上記二名以外は既に故人である。
大黒柱である彼らの父親は図体が大きい上に性格が悪く、妻の志津や子供達によく暴力を振るっていた。
そのため、恨みを買って刺されて死んでも子供達は自業自得だと割り切っていた。
(なお、第115話時点では後ろ姿であり、父親の容姿詳細は伏せられていた。)
一方、母親にあたる志津は小柄な体格だったが家族のために一生懸命に働いていた。
父親が亡くなったある日、長男:実弥と次男:玄弥は二人で母親と下の兄弟(兄妹)達を守ろうと誓うが、しばらくなったある日に鬼に兄弟が襲われてしまう。
その鬼を退治するために長男である実弥は包丁を持って外に出るが、その鬼の正体は鬼にされた彼らの母親だった。
夜が明けた頃にその事実を知って呆然としているところをたまたま玄弥が目撃してしまい、まだ幼くて事実を知らなかった彼は兄が母親を殺したと勘違いをして責めてしまった。
この時のことが、彼らがそれぞれ鬼殺の道に進むきっかけをつくってしまった。
※以下、第200話までのネタバレ注意
第200話にて、上記の話の後日談的な場面が登場する。
無限城での鬼舞辻無惨との決戦にて、辛くも鬼滅隊は勝利するが、その代償として多くの人達が亡くなる。
そして、先に上弦の壱戦で戦死した玄弥に続き、実弥も生死の境を彷徨うことになる。
この時、長男の実弥は常闇の中を歩くが、途中で向こう側の明るいところに次男の玄弥と他の下の兄弟(または兄妹)が、楽しそうに遊んでいる光景を目撃する。
しかし、対照的に鬼になったとはいえ我が子を手にかけてしまって明るい世界に行けない母の志津がいた。
最初は一緒に行くことを実弥は誘うが、母は上記の理由から断る。
それなら、自分が母と一緒にそちらに行くことを伝えるが…
突然、はるか昔に亡くなっていた彼の父親が登場し、自分が妻…志津と共に地獄に行くことを宣言する。
(この時に、ようやく父親の素顔が明かされた。)
そして実弥を突き飛ばし、「俺に似て身体が頑丈に育ったことに感謝しろ」と言ってどちらでもない世界に追い返した。