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若槻武士の編集履歴2020/06/08 12:39:50 版
編集者:Double White
編集内容:王馬戦を中心に加筆

『俺はもっと強かった………それだけです』

プロフィール

通称"猛虎"
所属企業古海製薬(企業序列第5位)
身長193cm
体重193kg
年齢40歳
拳願仕合戦績306勝2敗
企業獲得資産3兆2773億9500万円
CV加瀬康之

概要

ケンガンアシュラの登場人物で、「滅堂の牙」加納アギトと唯一渡り合えると噂される闘技者。

普段は物静かで謙虚な男だが、現在の拳願仕合においての現役最古参闘技者にして歴代最多勝利闘技者という肩書は伊達ではなく、過去には数々の強者を一方的に倒してきた、限りなく頂点に近い位置にいる実力者である。敗北したのは「滅堂の牙」加納アギト、「浮雲」初見泉の二人のみ。

「超人体質」の通称で呼ばれる常人の52倍にもなる筋繊維密度を先天的に持っている。その異常なまでの筋密度のため見た目以上に体重が重く、出生時の体重も12150gと普通の新生児の4倍強の超重量を持って生まれた。そのため身長と体重が同じ数値という化物じみたスペックを持っている。

「この人、会うたびに人間離れしてくな〜・・・・・・」という呆れた今井コスモのセリフが示すとおり、加齢による筋力の衰えとも無縁で、登場時点でパンチの破壊力は素手でコンクリートを砕くほどであり、筋力だけを見れば呉一族をも凌駕する。

出場枠強奪のために襲われた際は相手をパンチ一発でKOしたが、相手が叩きつけられていた壁には等身大の2倍はあろうかというほどのクレーターが出来ていた。

他の闘技者たちとも付き合いがあり、劇中では関林ジュン今井コスモとよく一緒にいる描写が見られる。

戦闘スタイル

戦い方のベースとなっているのは空手。幼少期から日本最大のフルコンタクト空手団体「六真会館」に籍を置いていたが、裏社会とは関わりを持たない掟により闘技者になる際に破門されている。因みに、元三強の成島丈二と同期に当たる。

フルコン空手特有の前へ前へと出て行く「力の連打」による、異名の由来にもなった超近接での猛攻が持ち味。戦法自体はシンプルだが、「世界最強の打撃力」とも評される怪力のために、一発が致命的なダメージと成り得る。

若い頃は身体能力ゴリ押しの戦い方をしていたが、アギトに敗れたことがきっかけでテクニックも磨くようになり、後述する二つの技を身に着けることに成功している。

圧倒的な力に技をも併せた若槻は様々な武術の達人を打ち破ってきたが、唯一無形の闘い方を得意とする相手とは相性が悪い。加納アギト初見泉に負けているのもそれが理由である。

主な技

  • 爆芯

若槻が「『牙』を超えるための牙」として編み出した隠し玉の一つ。全身の筋肉を「芯」に向かって収縮させ、空手で言うところのノーモーションの逆突きに近い形で一気に解き放つ拳打。急所に当たれば骨格で自身を上回るユリウスも倒せるほどの衝撃を発揮するが、加納との戦闘で負った右足首の古傷が原因で有効射程距離が通常の突きよりも拳2つ分ほど短く、発動時は古傷にかなりの負担がかかる諸刃の剣でもある。相手の拘束を強引に振り解くといった応用も可能。

  • 組み技

青館長の助言に従って身に着けたもう一つの隠し玉。ただ、組み技の技術そのものは一流半といったところで、ムテバは怪力を加味してもぎりぎり超一流、最高峰クラスには届かないと評している。

作中での活躍

速水が送り込んだ代表闘技者の座を狙う刺客を、コンクリート壁にクレーターが出来るほどの強烈な一撃で倒した。

トーナメント1回戦では室淵剛三と対戦。速攻をしかけた室淵に対し先手を取り、ほぼ無傷のまま、実質右手1本しか使わずに勝利する。

2回戦では自分と互角の筋力と自分以上の「骨格」を持つ、格上のユリウス・ラインホルトと対戦。手数と技を駆使した真っ向勝負となり、右顔面の皮膚と右目の失明、古傷の悪化という代償を払うことになるも、最後は戦術の差で何とか勝利した。

3回戦ではムテバと対戦。切り札の一つである組み技はかわされ、打撃による猛攻を仕掛ける中で、盲目であるはずの相手の目が見えていることに気づく。そこで鼻を狙っていると錯覚させることで急所への奇襲を誘い、頸動脈狙いの貫手を高密度の筋肉を締めることで防ぎ、相手の油断をついて爆芯を放ち右腕を破壊。本業への影響を考慮したムテバが棄権したことで勝利を得た。

準決勝では十鬼蛇王馬と対戦。互いの所属企業の目的が同じだったことから八百長の指示が出され、自身が決勝に進める形で方向が決まりかけていたが、山下商事側がそれに抵抗したことで正々堂々勝負することになった。仕合本番ではコスモや呉雷庵を倒した王馬を評価して、油断することなく自身の持ち味を生かした猛攻で王馬を圧倒。二虎流の防御技『不壊』ですら全く歯が立たないほどの威力で、王馬を滅多打ちにして追い詰める。最後は王馬の奥義である『鬼鏖』を警戒して、左腕でフェイントからの右ストレートで決めるという冷静かつ完璧なコンビネーションで決めたかに見えた。

が、『鬼鏖』が己が苦手とする無形のカウンターであることまでは見抜けず、結局自分の全力の右ストレートの威力をそのまま王馬に前蹴りとして顎に返されてしまい、ノックアウト。それでも闘志は衰えず、立ち上がって継戦の意思を示したが、もはや力は残っておらず敗退した。

続編のケンガンオメガにも登場。煉獄との対抗戦で、2人目の拳願会側の代表選手として選出される。

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