概要
ランダム・ハジル(RANDAM・HAJILE)とは『スナッチャー』の登場人物。
CV:塩沢兼人
身長:175cm 体重:65kg 血液型:?型
バウンティー・ハンター登録番号:BH75001
腕利きのバウンティー・ハンターであり、ゲーム開始時点までで3体のスナッチャーを処理している。
バウンティ・ハンターはモグリが多いが、彼は正規の登録を行っている為、所持しているレイガン(どう見てもダブルバレルのソードオフショットガンにしか見えないが…)も携帯許可を受けたものである。JUNKERに支給されるブラスターでないと不可能なスナッチャーの弱点である頭部のスリット部を打ち抜くためにレーザーを収束させている(当然その分、狙いが難しくなる)。
また、赤いロードランナー(一輪バイク)も所持している。
一見、斜に構えた皮肉屋に見えるが、根は義理堅い熱血漢の様であり、ジャンケン勝負に熱くなる意外な一面もある。
敵か味方か神出鬼没の謎の男で、屈指の漢である。
なおWikipediaではブレードランナーの登場人物、ロイ・バッティと酷似しているとあるが、使用銃や服装などからマッドマックスの主人公マックスがモデルと思われる(どちらかと言えば別の登場人物であるフレディ・ニールセンの方がロイ・バッティと酷似している)。
関連イラスト
関連タグ
スナッチャー バウンティー・ハンター 賞金稼ぎ 神出鬼没 凄腕
正体
※以下、詳細なネタバレあり。要注意。
ジャン・ジャック・ギブスンから情報を盗んでいたバウンティ・ハンターで、ACT1のラストで登場。フレディ・ニールセンに扮したスナッチャーに殺されそうになっていたギリアンを助けた。ギブスン亡き後はギリアンに協力する。
ACT2では、トライサイクルの暴走で窮地に陥るギリアンとメタルギアを助けた。そしてスナッチャーが占拠しているクイーン病院にギリアンと共に乗り込むが、陳周鳳に追いつめられて負傷してピンチに陥る。足を負傷したランダムはベルトに仕込んでいる爆弾で自爆することを決意。ギリアンを逃がした後、自ら自爆することでギリアンを助けた。
だがACT3でその正体がスナッチャー(バイオロイド)であることが明かされる。他のスナッチャーと違いランダムの製作者はペトロビッチ・マッドナー博士。ランダムは、ペトロビッチ・マッドナー博士の息子であるエリア・マッドナーをモデルに製作された。ちなみにランダム・ハジルはエリア・マッドナーの英語表記の綴りを逆さ読みにした名前。ランダムの記憶や過去はエリア・マッドナーのものを流用されている。
ランダムのモデルであり、ランダムのオリジナルである人物エリア・マッドナーは、バイオハザードを引き起こした張本人であり、スナッチャーを製作した科学者。スナッチャーたちからは創造主と崇められている。
50年前のモスクワで、エリア・マッドナーはソ連の国家計画「フランケンシュタインプロジェクト(スナッチャー開発)」に携わるが、スナッチャーの研究が国の命令によって止められたことや、ギリアン(西側のスパイだった)が研究を盗もうとしているのを知り、自分の研究を奪われまいとバイオハザードを引き起こした。それから50年間、クレムリンの地下シェルターでスナッチャーの開発・研究を一人で進めていた。
しかし、スナッチャーの人工皮膚の欠点を知り、自分一人の力では研究を進められないため、父ペトロビッチ・マッドナー博士を誘拐して協力を要請。当然のことながら、ペトロビッチ・マッドナー博士は協力を拒否したため、スナッチャーたちによって監禁される。しかし、ペトロビッチ・マッドナー博士は隙を見て、スナッチャーを狩るようにプログラムした一体のスナッチャーを完成させる。それがランダムだった。
ペトロビッチ・マッドナー博士の製作したランダムは、他のスナッチャーたちよりもはるかに性能が良く、完全に自分を人間だと思い込んでいた。さらに、スナッチャーたちの抱える人工皮膚の欠点を持たない完璧なスナッチャーだった。
ランダムの人工皮膚が完全なものだと気づいたスナッチャーたちはランダムを捕まえようとしていて、クイーン病院で自爆したランダムの残骸を回収していた。
エリア・マッドナーは回収したランダムの人工皮膚を元にスナッチャーを完璧なものにしようとしたが、ランダムは生きていて、ランダムによってエリア・マッドナーは逆に人質にとられてしまう。ランダムはエリア・マッドナーを人質にしてスナッチャーたちを屈服させて、ギリアンとジェミーを逃がし、スナッチャーの本拠地を一掃するための衛星軌道上からのビーム攻撃によって、スナッチャーの本拠地もろとも消滅した。ランダムと共に残ったメタルギアは、ランダムがビームから守ったためにチップは無事で仮のボディでギリアンの元に帰った。