エルギヌス
えるぎぬす
概要
地球防衛軍4.1で初登場し、5シリーズにも続投している。
いわゆる2から続く怪獣枠だが、続投したのはエルギヌスが初めて。火炎以外のエレメントを持つ怪獣枠も初めてで、Iron Rain のベイザルに継承された。エルギヌスは関連作品の他、アニモンとのコラボにも登場しており、新たなシリーズの顔にもなりつつある。
4では怪獣枠には飛行する神竜が登場しており、4.1からは怪獣枠が2種類登場する伝統も生まれた。これは、海外作品のIron Rainも習っている。
見た目は、2シリーズのソラス、3シリーズのヴァラクとは異なり、かなりエイリアンっぽさがある。テリジノサウルスと怪獣オオタチ、ゾイドシリーズのバイオヴォルケーノ、エメリッヒ版ゴジラの背びれを足して割ったような姿をしている。通常見られる個体は未成熟らしく、終盤に登場する赤い成獣はバラムを瞬殺する破壊力を持つ。成獣のアーケルスはフォーリナーにも捕獲は難しいらしく、地球に連れてこられた個体が成長したと推測されている。ただし、大きいため通常の個体よりもこちらへの攻撃があたりにくく、歩兵にはほとんど反応しない。
- なお、エルギヌスには地球の生物の特徴がみられると公式設定にある。5シリーズの宇宙人プライマーの神こと銀の人も人類に文明を授けたとされる。Iron Rain のベイザルも、宇宙人が古代の地球でダンクルオステウスなどを捕獲・改造した可能性が挙げられている。
口からは電撃状の怪光線を発射する。英語版では「デスレイ」と呼ばれる。また、関連作品では角から光球も発射する。頭突きも強烈。
5では、後輩のアーケルスの前座として設定されており、生命力はアーケルスに劣るとされているが、これはアーケルスの凄まじい再生能力故のもので、体力値自体は同じである。ただし、機動力など総合的な戦闘力ではやはりアーケルスに劣る(これは、攻撃の頻度の違いと対歩兵の攻撃の有無、攻撃の発生速度の違いであり、攻撃力や耐久力、ひるみ耐性などでは負けていない)。本作では、通常の青個体が幼体という設定自体が無く、その為に赤個体/成獣は登場しない(存在しない)他、アーケルスにも別形態などは存在しない(アーケルスにも、没データとして成獣が存在している)。アーケルスとの生物学的な関係性は不明だが、両者は共生関係にあるとされ、互いを助ける習性がある。昭和シリーズのゴジラとアンギラス、パシフィック・リムシリーズのオオタチとレザーバックにも似た関係と見た目をしている。
歴代怪獣
- 2シリーズ:ソラス(小~特大/神獣)、メカソラス、ドラゴン・センチピード
- 3シリーズ:ヴァラク、メカヴァラク
- 4シリーズ:グレーター・ワイルド・ドラゴン(神竜)、エルギヌス(未成熟個体、完全体)
- 5シリーズ:エルギヌス、アーケルス、6で登場予定のドラゴン
- Iron Rain:ベイザル(通常、赤ベイザル)、ラズニード(ラーヴァ、ラズニード、ネフィリム)
余談
命名の由来は、おそらくギリシア神話のアルゴー船の乗員の名前であり(今作の敵の母艦の呼称もアルゴとされる)、土星の第9衛星フェーベのクレーターもアルゴー船の乗組員の名前から名付けられている。
当時は、パシフィック・リムが話題となり、制作陣もパシフィック・リムに影響されたとしている。エルギヌスと同時に、シリーズ初の(超)巨大(人型)ロボット枠である、歩行要塞バラムも登場した。5では同枠に人型クレーンバルガが起用された。
エルギヌスはオオタチへのオマージュであり、ソラスはゴモラやアギラなど、メカバヴァラクはエメリッヒ版ゴジラの死体を利用したサイバーゴジラに、ベイザルはガボラやアボラスに似ている。
4における成獣である赤エルギヌスは、青エルギヌスの3倍の体躯を持つとされる。また、赤いのは強いという台詞もあり、とあるロボット作品へのオマージュだろう。
作品では、アーケルス共々「怪生物」と呼ばれる。
昆虫枠がすでに巨大生物と呼ばれていることが関係していると思われる。
明確に「怪獣」という呼称が使われるようになったのは、Iron Rain のベイザルから。