データ
- 身長:60m
- 体重:2万t
- 別名:怪獣王
概要
第15話「モンスター・バトル」3部作(15話~17話)に登場。
映画のラストで、ミサイルによって殺され、米軍に回収されたゴジラの遺体をエイリアンが軍を乗っ取ったときに強奪し、様々な機械を体に埋め込みサイボーグとして蘇らせたもの。
武装を埋め込まれた影響からか、体重が500tから2万tにまで増大。防御力が低いのは生前と変わっていないが、それを補うために様々な銃器が備えられている。また、片腕が機械の義手になっている。カラーリングが赤に近い色になっている。
生前同様水中での行動力が高く、怪獣島から東京まで短時間で泳いで辿り着けるほど。
武器は口から放つゴジラ以上の威力を持つパワーブレス、背鰭にミサイルランチャー、背中にレーザー砲と洗脳電波発射装置、胸の下の装甲にある超音波を跳ね返す反射板。義手に備わっているレーザーガンと鍵爪。ただし、義手のレーザーガンは設定のみで作中では使用していない。
急遽作られたものだが、完成度は非常に高く、ダメージによる行動の支障は起こったもののシステムエラーは起こしておらず、活動を続けられる。その反面生物としての意識は完全に無くなり、エイリアンの命令に忠実なゾンビと化してしまっている。
ゴジラとの対決では、相手が親だとわかるのかゴジラが攻撃できないのをいいことに洗脳電波で洗脳し、他の再生怪獣たちと共に世界中を攻撃させる。
自身も東京に上陸し、迎え撃った自衛隊を返り討ちにして東京を壊滅状態に陥れた。
しかし、ヒートチームの活躍で怪獣たちの洗脳が解け、自分に反撃してきたため東京から帰還。巨大コウモリが発射した超音波を反射板で反射して返り討ちにすると、改めてゴジラと対決。
ゴジラが発射した零距離パワーブレスで致命傷を負い、救援に駆けつけたUFOの誤射で義手を破壊されボロボロの状態にされる。
その後はテールハンマーとパワーブレスのコンボを受け海に吹き飛ばされる。
それでも何とかパワーブレスで反撃するも、弱点である胸の装甲を食いちぎられ完全に機能を停止した。
余談
- エイリアンの兵器という点で昭和版のメカゴジラ、前世代のゴジラ族の死骸を使ったサイボーグという点で三式機龍に非常に近い設定である。
- パワーブレスの色が息子と異なるが、親のエメゴジ自身も撮影開始直前までは青色の放射火炎を吐く予定だったことが判明しており(参照)、実際にいくつかのコンセプトアートが確認されている(鼻から噴射しているバージョンもあった)。いくつかの玩具にも名残として放射火炎のパーツが付属していた。ただし、スロットマシーンなどに掲載されたイラストでは通常色の火炎放射になっている(参照)。
- 同シリーズにて登場が予定されていたモゲラは、共に怪獣に装甲を纏わせた一種のサイボーグ怪獣というコンセプトであり、この辺は後の3式機龍にも通じる設定でもあったりする。モゲラの設定はリザード・スレイヤーに受け継がれた。
- これは、逆向きの背鰭、細身の身体、下顎、逆関節型の脚など、細かい点で見ればかなりサイバーゴジラに近い。
- 決してウルトラマンXのサイバー怪獣とは関係ない