クラックラー
くらっくらー
ゴジラ・ザ・シリーズ第7話『What Dreams May Come』に登場。
身長56m、体重100t(現在は閲覧不能の公式サイトのデータ、劇中ではランディが300フィートの怪獣=91mと呼んでいる)
別名「電波怪獣」。ラドンより先に電波怪獣の別名が使用されたゴジラ怪獣で、ゴジラシリーズでこの別名が使用されるのはクラックラーが初のこと。
電磁エネルギー実体で、生物でない為殺害することが不可能。また、そのエネルギー実体であるという性質から、ゴジラの熱線が通用しないどころか熱線をうけるとそのエネルギーによって巨大化する強敵でもある。
その一方で、エネルギー実体であるが故の弱点も持ち、同一周波数による攻撃に弱い。
攻撃にも電気を使用し、牙から電撃を放射したり、前肢に電気を流して帯電パンチを行ったりする。
また、6万tのゴジラと格闘戦を演じるなど、電撃を用いない戦闘においてもかなりの強さを誇る。
その起源は、不眠症治療のためシータ波療法を受け昏睡したシドニー・ウォーカーが、潜在的な怒りによって脳波から生み出してしまった特殊な存在。このため、クラックラーはシドニーが心に秘めていた怒りの対象(アパートの、騒々しい隣人など)を攻撃する性質を持っていた。
潜在意識によって生み出され維持されている存在である為、ホストが秘めた感情を顕在意識に表した場合、存在を維持できずに消滅してしまう。
マンハッタンに出現し、エネルギーを吸収して一棟の建物を破壊し、すぐに姿を消した。
次にクラックラーはバスヤードに出現。破壊の限りを尽くし、H.E.A.T.のメンバーたちを追い詰めるが、仲間の危機を察知したゴジラが参戦。この戦いで熱線を受けたクラックラーは巨大化し、それを見たゴジラは肉弾戦に切り替えて攻撃を仕掛けたがクラックラーは突如消滅する。
その後、ウォーカーの脳波上昇に伴い野球場に出現。モニク、クレイブン、ニックは同一周波を放つことのできる電磁気銃によってクラックラーを攻撃し、効果が現れるが、クラックラーはすぐに彼らを攻撃し始める。
そこに再びゴジラが駆けつけて戦闘を開始。
熱線への耐性と高い格闘能力によって終始優勢に立つが、シドニー・ウォーカーが目を覚まし怒りを露わにしだしたことで徐々にクラックラーは異常を示し始める。
実態を失いかけながらもゴジラに地球儀を投げつけるが、熱線によって撃ち返され被弾。爆発と共に姿を消した。