概要
中性口調とは、万人が現実社会で無意識に使っている最も凡庸な言葉遣い。それには男性的なニュアンスも女性的なニュアンスも全く含まれていない、完全にユニセックスでニュートラルな言い回し。
幼稚園や小学校の日本語の授業でも中性口調の使い方を習い続けて、創作作品で出てくる男性語や女性語などの役割語の使い方を全く触れていないのが、リアルな教育現場の実態である。
用法・使い方
- 「名詞+だよ・だね・だよね」(実例:おもちゃだよ、おもちゃだね、おもちゃだよね)
- 「形容詞+よ・ね」(実例:うれしいよ、うれしいね)
- 「動詞+よ・ね」(実例:行くよ、行くね)
- 「名詞+じゃないよ」(実例:犯人じゃないよ)
- 「動詞+じゃないよ」(実例:行くんじゃないよ)
- 「形容詞+じゃないよ」(実例:元気じゃないよ)
- 「名詞+じゃない(の)?」(実例:UFOじゃない(の)?)
- 「動詞+じゃない(の)?」(実例:行ったじゃない(の)?)
- 「形容詞+じゃない(の)?」(実例:元気じゃない(の)?)