JR貨物EF200形電気機関車
当時の輸送力増強とEF65・EF66の置き換えのために国鉄型機関車であるEF66とEF81をリピート製造しながら1990年に試作機が製造された。
出力は6000KW・1600t列車牽引と国鉄・JRを通じて史上最強の電気機関車となった。
しかし、実際に(6000kwで)運用すると変電所の容量が不足することが判明し、出力を落として運用している。以後はコストの問題もありEF210の量産にシフトチェンジした。
試作機を含めて21両製造。1993年度鉄道友の会ローレル賞受賞。
出力制限運用について
EF200の出力に対し変電所の供給可能電力が不足していることが判明した際に、線路を保有しているJR東、JR東海、JR西など旅客各社に変電所の強化を打診したものの景気後退により貨物輸送の需要が減ってしまい、折り合いがつかず変電所強化工事は見送りとなってしまった。そのため、出力をEF66相当の3900kW程度に落として運用することとなってしまい、せっかくの6000kWという大出力は宝の持ち腐れとなってしまった。