遠藤勇次とは、福本伸行の漫画『賭博黙示録カイジ』、及びそれを原作とするアニメ『逆境無頼カイジ』のキャラクター。
CV:内田直哉
概要
帝愛グループの傘下である「遠藤金融」社長のヤクザ。カイジがギャンブルの世界に足を踏み入れるきっかけとなった人物。非情で悪徳な高利貸で、「自分が良い人の訳が無い」と言う程だが、基本的には常識的な人物。
友人から肩代わりしてしまった借金を取り立てにカイジの前に現れ、彼をギャンブル船エスポワールへと誘った。4ヶ月後に再び現れ、スターサイドホテルへカイジと佐原を向かわせる。その後、1000万近くに増えた借金を背負いながらなおギャンブルの紹介を求めるカイジを「チャンスは二度まで」という帝愛の決まりにより地下労働施設に送り込んだ。
グループ内では利根川派に属していたが、彼の失脚により自身も完全に落ち目になり、メインの仕事を外されると同時にかなりの負債を背負い込む。起死回生のため地下から一時的に脱出したカイジと共闘して彼の仲間になり「沼」に挑む。資金が無くなった際、自分の逃亡用の資金をカイジの説得で貸し付けたりする人情味もみせた。
カイジの見事な活躍で「沼」で大当たりに成功して大金を手に入れたが、途中でカイジに貸し付けた金の借用書に10分で3割複利という極めて法外な利息を支払う条項を記載しておいており、カイジから1億円以上せしめた後に逃亡。しかし、多少の仲間意識は生じていたらしく、勝利の瞬間を思い出し、利息以上に取る事、坂崎の取り分に手を出すようなこと、複利の時間を取り分を分ける時まで引き延ばす事はしなかった。帝愛への借金返済後の消息は不明。