概要
鳴見なる作のマンガ・アニメ『ラーメン大好き小泉さん』の登場人物。
cv:鬼頭明里、ドラマ:古畑星夏
自他認める「モテる女子」を目指しており、普段はあざとい言葉遣いで自分のかわいさをアピール、周りの話題を自分を中心にしてペースに持ち込むのが得意。だが、周りからチヤホヤされるのに慣れたのか自己中心的な部分も多い。
曰く「美沙よりモテる子はみんな邪魔」。
悠と潤に進路を相談したとき「大学に行く気はない」と話し、理由に「スカウトされてアイドルになったら、大学に行く時間がない」とのたまって2人をあきれさせるなど、どこかおかしい。
彼女の自己中は後に、初めて好意を抱いた彼氏からの一方的な別れ話という形で結果を出してしまい、失恋していた際に小泉さんが近くに居たことに気づき、後追う(本人曰く偶然通りかかって一部始終を見てしまったとの事)。
※ちなみにそれまでに、誰かと付き合った事も告白された事もなく、その彼氏が初めてだったらしい。もとより「『モテるしどうせ彼氏いるんだろう』と思われて、告白されないタイプ」、という注釈が付いていたりする。
当初は不愛想な小泉さんに対して良い感情をもっていなかったが、一連の話と激辛ラーメンで小泉さんと打ち解けていき、彼女と連絡先を交換している(直後、交換してる場面を見つけた悠に問いただされることになる)。後に、名古屋で迷子になった大澤悠のメールアドレスを小泉さんに教えているため、何の気なしの行動であったが、悠が小泉さんのメールアドレスを手に入れる切っ掛けを作ってくれている。
ちなみに、この時に入った店は「蒙古タンメン中本」吉祥寺店(アニメでは明言され、社長が本人役で劇中に登場。原作では名前はぼかされていた)。美沙は店員の制止を振り切って、超激辛の「北極ラーメン」を注文。最初はその辛さに翻弄されるも、「すっごい美沙好み」と気に入り、完食した(1巻五杯目)。
その後も、無理なダイエット中に気を失いかけた際に小泉さんと会い、背脂ラーメンの名店に同行。病みつきとなり、以後は何度も同行する(3巻二十一杯目)。
他にも、小泉さんが入って行ったラーメン店に興味本位で付いていって、ともに唐辛子と山椒のカラシビ系ラーメンを食し、同様に病みつきになる。別店舗の「カラシビのまぜそば・パクチー乗せ」を食した時には、何かをキメたかのような焦点の合っていない目になり、しばらくの間通い詰めて、二つの店を行き来するように(6巻四十三杯目)。
また、カレーつけ麺の店で小泉さんを見かけた時も、彼女が勝手に「(前に行った蒙古タンメン中村の時のように)辛さレベル上げをしている」ものと思い込み、負けじと通い詰めて最高7レベルの辛さを食すようになる(ちなみに小泉さんは、辛さにはそれほど興味はなく、単にこの店の普通の辛さのカレーつけ麺を食しているだけだった。要は美沙の独り相撲)(8巻五十八杯目)。
激辛は元から好みではあるが、「(辛いものは)ダイエット効果があるから」という理由もあるようで、悠とともにラーメン屋に入った際(アニメでは「一風堂」)、「最初にもやしを食べておけば脂の吸収を抑える」「唐辛子のカプサイシンで脂肪を燃やす」など、美容に関しての博識さを悠に披露していた(2巻十四杯目)。なお、この時に頼んだのは辛い「からか麺」。
また、美容に良いものや普通に甘いものも好きらしく、上記一風堂を出た後には「甘いもの食べたくなっちゃった」と、スターバックスでケーキを購入した様子。他にもミドリムシ入りスイーツ(3巻二十二杯目)や、カラオケ店でのハニートースト(5巻三十八杯目)なども食している。
ラーメンショーでは、スパイスラーメンや台湾ラーメンなどの激辛ラーメンとともに、いちごのかき氷といった甘いデザートも食べていた(8巻五十九杯目)。
ケンタ、双子のリンタとシンタという弟がいる。
母親も登場しているが、会話から察するに彼女の激辛に慣れている。
中村ケンタ
cv:小平有希
美沙の弟。頭を丸刈りにした中学生。
以前食べ切れなかったラーメン豚野郎の大盛りに再チャレンジしに来た際に小泉さんを目撃、自分以上の大盛りのラーメンが出てきたのに呆れていたが、彼女のラーメンを食べる姿を凝視してしまうも「伸びるぞ!そのラーメン!」のアイコンタクトを受けて完食、彼女の食べ切った際の何とも言えない幸福な顔を見る(2巻十五杯目)。その後、女性限定(女装も含む)は無料のラーメンを食べに来た際に小泉さんの恰好を真似ている(しかも完成度が高いと好評)(6巻五十杯目)。
袋麺アレンジの回では、調理の全てを姉に代わって行っていた(9巻六十九杯目)。
中村リンタ/中村シンタ
美沙の弟。双子だが服にRとあるのがリンタで、Sとあるのがシンタと分けられている。
見た目は幼いが、綺麗な女性にナンパを挑戦するお年頃。
美沙とケンタに連れられて、お使いしている途中。とあるカレーつけ麺の店で、初めて小泉さんを見て、「カレーのお姫様」と見とれていた(8巻五十八杯目)。
(その後で、
「こんどあのカレーのお姫様に会ったら告っちゃおうかな」
「ぼくも!シンタには負けないよ!」
ってなやり取りがあった様子)
その後しばらくして、砂場で砂遊びしている時に小泉さんと再会。リンタが声をかけ、一時間ほど小泉さんに砂遊びを付き合ってもらった(その際に小泉さんは、砂でラーメンどんぶりを作り、様々な種類と形状とのウンチクを披露。周りで遊んでいた他の子供たちも集まり、ごっこ遊びでラーメンをすする様子を見せ、「ラーメンが見える」と子供達に錯覚させていた)。
その後、夕刻の限定ラーメンのために去って行った小泉さんを見送り、
「あのお姉さん、ラーメンのお姫さまだったんだね」
「みすてりあす!」
と、再び見とれていた(8巻六十一杯目)。
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姫坂乃愛…中の人つながり。言動も同じな小学生。