概要
真・三國無双6の派生タイトルでEmpiresシリーズとしては第4弾となる。
新規の無双武将として徐庶が参戦。なお、Empiresで新無双武将が登場するのは初となる(ナンバリングで不参戦だったキャラが参戦するのは5Empiresの孟獲が該当)。
また、新武器として破城槍が追加され、それに従い夏侯覇の武器も大剣からこちらに変更。その他、6猛将伝ではDLCだった武器も最初から使えるようになり、一部の武将は得意武器が変更。変更となったことで使われなくなったモーションは、後述のエディット武将に設定して使用が可能。
なお、延期を重ねて2012年の11月に発売されたが、僅か3ヶ月後に真・三國無双7が発売している。
メイン画像はこの作品のプレイ実録漫画の一つ。
争覇モード
5Empiresでは黄巾の乱、官渡の戦い、赤壁の戦い、三国鼎立、乱世の5つだったが今作では反董卓連合(虎牢関)と正治の変が追加され、三国鼎立がなくなった(乱世は英雄集結という名に変化)。
タイトルがありながらその戦いが全く起きなかった前作とは違い、ちゃんとイベント戦闘はある。
今作では前作のカード内政から大きく変わり、1ターン(1ヶ月ごと)にひとつの政略をこなしていく。それにより応じた名声レベルが上がり、戦闘で使える秘計の種類が決まっていく。
武将の登用や捕縛に関しては前作とは打って変わってかなりやりやすくなっており、4Empiresにあった処断も復活した。
戦闘
兵站を繋いで戦線を押し上げるというシステムは過去作と共通で、拠点制圧は5からの耐久力を採用している。今作では絶招秘計が戦闘の肝となっており、これを駆使して上手く戦いを有利に進める。なお、これはNPCも頻繁に使う(絶招秘計の効果は下に記載)。基本は4つ装備できるが、軍師は5つ装備可能。 で、1度使うと使えない消費式。
過去作では兵力に応じて敵味方が復活する仕様だったが、今作は自分自身も兵力に応じて復活できるようになった(やっとプレイヤーの兵力が意味を為したといってもいい)。
また、君主と大将軍は自由に出撃武将を決定し、個別に指示を出すことができる。
また、捕縛した武将は4Empiresのように処断が可能となった(ただし、処遇を決めるのは君主のみ)。
名声
今作ではプレイヤーの行動によって名声が決まる。名声は武勇、知略、財産、規律、仁愛、悪逆の6種類でそれに応じたイベントやEDがみれる。
また、絶招秘計の効果は主にこの名声によって変わる。
武勇→自分自身を強化する秘計が多い
財産→拠点を改造する秘計が多い
規律→軍団系の秘計が多い
仁愛→味方を援護する秘計が多い
悪逆→リスクを背負う変わりに敵に超強力なダメージを負わせたり、自分を超強化する秘計が多い
エディットモード
今作では自由度が高いと評判が高かった5Empiresのエディットからさらにパワーアップし、それぞれのパーツの角度や大きさなどを細かく設定できるようになった。また、前作で不満が多かった戦況メッセージなどがシルエットになった問題も解決(ただし、6種類の表情をみせる無双武将と比べると流石に無表情感は否めない)。また、出現条件は不明ながら、戦闘中に敵エディット武将を無双技で倒したりすると、表情を変えた顔(口を開けた怒りの表情など)が表示されることがある。仕様なのかどうかもまた不明である。
モーションは5までは基本的に1武将固定だったが、今作ではEx(得意武器)、無双乱舞1、無双乱舞2を個別に選ぶことが出来る。
作成可能は人数は5Empiresから100人増えた200人。また、今作ではモブや無双武将と入れ替えることが可能になった。これにより、「この武将脱モブして欲しいなぁ」と思った際にこの機能を使うと、そのエディットがその武将として登場させることができる。
イベントムービー
前作ではエンディングしかなかったイベントムービーが大幅に追加。義兄弟や婚姻、大将軍・軍師就任、建国、それぞれの名声での行動、強敵捕縛といったものがイベントムービーとなっている。また、前作ではビジュアルデータベースでエディット武将をムービーに登場させることが出来なかったが、今作はギャラリーでもエディットを登場させることが可能。
小ネタ
- 軍略コマンドの一つに「謀反」がある。配偶者や義兄弟とともに現在仕えている君主に対して謀反を起こし、成功すれば自分が君主にとって代われるコマンドがあるのだが、どうもこの謀反に該当する何かがプレイヤー以外の他勢力にもあるらしく、その勢力の領土の増減に伴い、なぜか君主が替わっていることがある。その場合、旧君主は武将一覧から消えている。発生条件は不明で、発生しても何らのメッセージも出ない。