モンタナ・ジョーンズとは、NHK制作のTVアニメ、及びその主人公。
海外ではモンタナ。国内最新の再放送では冒険航空会社モンタナという題名になっている。
概要
制作には日本、イタリア、韓国のアニメ会社が携わっている国際共同制作作品。
世界的に有名な考古学者・ギルト博士の指示の元、冒険に繰り出すモンタナ一行と、世界中の宝を狙って暗躍する悪者・ゼロ卿一味の戦いを描くアニメ作品。
犬のホームズで知られるパゴット兄弟がキャラ・メカデザインを手がけている。
題名もさることながら、サブタイトルや本編でも名作映画のパロディが多く見られる。
詳しい事情は不明だが、DVDはおろか、ビデオ販売も現在に至るまで行われていない(レンタルビデオは存在)。
キャラクター
主人公
モンタナ・ジョーンズ
愛機・ケティと共にモンタナ航空会社を経営する青年。根っからの冒険好きで、ギルト博士の指令が届くたびに、その足でケティに乗り込み世界中どこへでも飛んで行く好奇心旺盛な性格をしている。デリカシーのなさが玉に瑕。
年がら年中冒険しているだけあってスキルは高く、身体能力もさることながら、勘も鋭い。また、桁外れの操縦技術を持つが、肝心の会社経営は常に火の車である。
アルフレッド・ジョーンズ
モンタナのいとこ。ギルト博士の弟子であり、若くして考古学教授の肩書きを持つ秀才だが、モンタナとは正反対に内向的な性格で、体型に見合うおっとりした気質の持ち主。破天荒なモンタナの行動につき合わされ、毎度のごとく溜息をついている。
好物はママのスパゲティ。本人の料理スキルもかなり高い。
メリッサ・ソーン
ヒロイン。新聞記者であり、外交官の娘。仕事やバカンスで世界中を飛び回るお嬢様だったが、退屈な日常にちょっとした刺激を求めていたところに、モンタナたちと遭遇。行動を共にするようになる。
様々な言語を習得しており、異国に足を踏み入れたときには通訳としても活躍(後半は普通に言葉が通じることが多いが)。趣味はお買い物で、目的地に到着しては繁華街に足を向けることもしょっちゅうである。
ケティ
モンタナの愛機。モンタナ航空会社に所属する唯一の機体。プロペラ機でありながらかなりの機動力を持っており、メカローバーと空中戦を繰り広げる機会も多い。穴を空けられたり、窓を割られたりと、地味に散々な目にあっている。
ゼロ卿一味
ゼロ卿
シルクハットにタキシード、マントとステッキを身にまとう壮年の男。「世界中の考古学的遺産はすべてこのゼロ卿のコレクションに」が口癖で、配下と共に世界中の宝を狙って回る盗賊。悪者らしい渋く紳士的な外見をしているが、性格はワガママでかなり傍若無人。また、結構間抜けな人物でもあり、人の話を聞かずに暴走しては、豪快に失敗を繰り返している。憎めないおっさん。
ニトロ博士
ゼロ卿に雇われているマッドサイエンティスト。天才的な技術を持った科学者であり、様々な生物をモチーフにしたマシン「メカローバー」を開発し、財宝を奪うゼロ卿たちのアシストをしている。
本人はそれほど財宝に興味がないが、大事なメカを傷つける相手には容赦しない。が、作るメカにけっこう欠陥があったりして、それが足を引っ張ってしまうこともしばしば。
「ニトロ博士、事情を説明してもらおうか」「いま少し時間と予算をいただければ」「弁解は罪悪と知りたまえ」は、負けた後のゼロ卿とのお約束の掛け合い。
スリム
ゼロ卿の部下その1。外見はふとっちょであり、決してスリムではない。見かけどおりののんびりした男であり、その実かなり優しい奴。よくわからないままにゼロ卿の下で働き、今日も今日とて力仕事に精を出す。
スラム
部下その2。ひょろ長い外見の男。ゼロ卿の指示に影で愚痴を言ったり、見えてないところで宝物をチョロまかそうとするなど、手癖の悪さが目立つ小悪党。スリムの兄貴分であり、常にいつも一緒に行動している。
メカローバー
ニトロ博士が開発したメカ。なんらかの生物をモチーフにしていることが多く、サイズも一人乗りから巨大飛行船にいたるまで様々。武装を搭載していることも多いが、全般的に(ニトロ博士の観念に基づいた)美しさを追求しているので、財宝の奪取に向いていない場合もしばしばである。機体ごとに名前が付けられているが、由来はその国の神話の怪物や妖怪(レビアタン、シキガミ)、実在の悪者(ピサロ)などからとったものが多い。
その他
ギルト博士
世界的に有名な考古学者。多忙な生活の中、悪者達から財宝を保護するために、弟子のアルフレッドとモンタナに指令を飛ばしている。指令をレコードに吹き込み、そのレコードも時間と共に燃えて消えるようにしてあるなど、かなりその辺わかっている人物。全編、声だけの出演ではあるが…?
アガサ・ジョーンズ
アルフレッドの母親。海に面したレストランを経営しているシェフでもある。その腕前は舌の超えたメリッサをもうならせるほど。ちなみに、モンタナはアガサの下で下宿している身で、それゆえ頭が上がらない。
チャダ
アガサの下で働くシェフ。おそらく中国人。モンタナ達とは気心の知れた仲で、その実彼らの冒険にあこがれている。共に行動することはないものの、モンタナ達が不在のときは、無線を使用して届いたレコードをケティへ中継することもある。
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