概要
ロックマン11に登場するボスキャラクター。歯車城ステージ1にて立ち塞がるイエローデビルの第三号。
実にロックマン3以来28年ぶりの正統後継機(派生型は緑色のやつとか黒い子孫(?)のやつとか腐るほどいる)。
イエローデビルにダブルギアシステムを組み込む上で、巨体を活かしてパワーギアにするか分離攻撃を活かしてスピードギアにするかの二つの案があったが、予算の都合も考慮して三日三晩悩んだ末に組み込まれたのは後者だった。
見た目はほとんど初代と同じだが、前述のとおりスピードギアが組み込まれているためか、目の瞳が歯車になっている。攻撃方法も基本は初代同様分裂して身体を飛ばしてくるものだが、スピードギアが発動すると、小型個体9体に分かれて集団で襲いかかってくる戦法に変化する(最後尾の1体には目がある)。
ちなみに小型の群れどもはデビルシリーズではとうとう走り回る事ができるようになった。
それどころか無駄に統制がとれており飛んだり跳ねたりとやりたい放題である。
黒い子孫に匹敵するくらいの強敵であり、スピードギア無しでは慣れないと部屋の中での分裂を避けるのは至難の業。標準難易度「ORIGINAL SPEC.」以降だと何回か食らっただけでごっそり体力が奪われる。場合によってはE缶とW缶を沢山持って行って使い切る事も覚悟しないといけない(M缶もあると良い)。
弱点はチェインブラスト。スピードギアで無理やり4つ連結して爆破するのが最も効率が良い(スピードギアブースターのパーツがあるとなおさら)が、不慣れなうちはパワーギア発動での攻撃がおすすめ。
この為、パワーギアとスピードギアを切り替えて併用するのに一番忙しい攻略が求められる。
余談
- 実は分裂攻撃のパターンが初代と全く同じなので、覚えていれば対処が大分楽になる。……とはいえ、最高難易度だと初代以上のスピードで分裂攻撃を行う為、慣れていても非常に苦戦する。
- 通常形態と分裂形態で、撃破時の演出が異なる。
- 初代とMk-Ⅱは通常より高い床にブロック2つ分の厚みの天井の、通常より狭いボス部屋でのバトルだったが、このMk-Ⅲはダークムーン以来、(初代シリーズのみで)スタンダードとなった“天井が無い(又は画面に映らない)”ボス部屋スタイルとなっている。