「はあー?おやじぃー?カンケーねーっつのー。たとえ父親だろーとなんだろーと、役にたたなきゃゴミでーす!」
概要
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』の長編・「いのちときもちとぱぱぱぱぱーっ!?」に登場した悪役。
普段下ネタや理不尽ギャグがてんこ盛りのマンガとは思えないくらいシリアスな(ただしギャグシーン自体はある)『じーさん』の長編だが、その中でも外道の中の外道という他ない下劣ぶりを見せつけたのが彼女である。
その悪辣ぶりは「じーさん史上最凶の敵」と書かれ、作者でさえ「今回の大長編は悪がいつもより少しリアル」「これを読んで傷つく人が出ないか心配だが、どうしても描きたかった」と述べているほど。しかし救いようのない悪党ぶりは、「命」をテーマとして描かれた本作にすさまじい重みを加えた。
人物像
ペットショップ「ステイル」の店長で、明るく大胆に振舞う人当たりの良い女性。
だがその本性は冷酷非道かつ残忍極まりないもので、自分にとっての役立たずは何でも捨てる。
それは自らが経営するペットショップの動物たちであろうと例外ではなく、お気に入りの「デビルキャット」がいれば他はいらないと考えている。というか「元々ペットショップを真面目にやる気すらない」とか平気で言ってのけ、飽きちゃうという理由だけで、3日間売れなかったペットを地下室で殺してから捨てたり、その非道ぶりに激昂したじーさんに「ペットがかわいそうじゃーっ!!」と糾弾されても「みんなやってるから自分だって捨てていいじゃん!!」とか返す始末。
……とまあまさに言語道断の極悪人である。
活躍
ゲベと共に脱出しようとした柴犬の柴田をライフル銃で撃ち抜き、激昂したゲベも彼女に重傷を負わされ地下に連れて行かれるが、とある理由で壁にめり込んだちゃむらいによってじーさん達に知られてしまう。
ゲベと柴田を救出しに来たじーさん達を化け物で襲わせるもじーさんによって一掃されてしまい、切り札として用意していたデビルキャットでじーさん達を倒そうとするが、実はデビルキャットはゲベの父親だということが発覚。
タイトルの「ぱぱぱぱぱーっ!?」という謎のフレーズはここのことで、最早言うまでもなく「ぱ、パパ!?」。
そして「息子を襲わせた罪は重いぜぇ……父親の恨み、思い知れ…!!」とブチキレたデビルキャットによって店ごとぶっ潰されるという無様な最期を遂げた。おそらくギャグ補正抜きのガチ死亡と思われるが、柴田の方は多少なりとも救いのあるエンドになっている。